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2008年7月17日 (木)

ボストンの旅 3

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この日は朝からボストン美術館へ。正面玄関は工事中で、西館から入ると綱渡り(?)している男が迎えてくれる。

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2階のアトリウムにも空中遊泳している男がいる。

ここでの見たいのは、やはり日本美術。もっとも期待した作品群は残念ながらほとんど展示されてない。

浮世絵は力士絵の企画展をやっていた。三代豊国(国貞)が多いなかで、歌麿、北斎はやはり一味ちがう。

アジア関係の企画展は「花と鳥」。日本美術からは伊藤若冲の「鸚鵡図」、広重の花鳥図、北斎の鳥シリーズなど普段見られない図柄が展示されていた。

アジア美術では、中国の陶磁器コレクションに質量ともに圧倒される。

最低限これだけはと考えていた日本とアジアを見ただけで夕方までかかり、疲れ果ててしまった。でももう一度来られるか分からないし、19世紀ヨーロッパ絵画の代表作だけを急いで見る。

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しばし休憩し、ウォーターフロントへ。6時すぎだけど、まだ明るい。

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風船を髪に結んだ女の子が可愛い。

ボストンはチャールズ川の河口にあって、市の中心部はチャールズ川とボストン内湾に囲まれて親指のような形をしている。

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「サンセット・クルーズ」に乗って港を出る。右の建物は倉庫を改装したコンドミニアム。

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ダウンタウンの高層ビル群が遠ざかる。

ボストンの川と海のイメージというと、すぐに1本のTVドラマと1本の映画が思い浮かぶ。

ひとつはNHKでやっていた『アリー マイ・ラブ』というシリーズ。アリーたち若い弁護士の仕事と恋愛模様がそれなりに面白いシリーズで、なるほどアメリカのヤッピーはこんなふうに暮らしているのかと知った。

毎回のタイトルバックで、彼らの事務所やコンドミニアムがある高層ビルが光かがやき、その向こうにボストン湾が広がる夜のショットが印象的だった。おそらくハーバード出だろう若きヤッピーたちの舞台らしいお洒落な映像だった。

もうひとつはクリント・イーストウッドが監督した映画『ミスティック・リバー』。

やはりボストン湾に注ぐミスティック・リバーと、そこにかかるトビン橋のなんとも暗い映像が映画の始めと終わりに効果的に使われていた。こちらは『アリー』とは対照的に下層階級が住むサウス・ボストンを舞台にした悲しいドラマだったなあ。

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ボストン湾内の島。

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ボストン湾の入り口にある灯台。

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湾をはさんで空港がある。

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8時半。ようやく陽が落ちる。

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高層ビル群にも灯がともりはじめた。

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コメント

 久しぶりでコメントします。毎朝、記事は楽しみに読んでいますが、色々コメントしたい機会はありましたが、ばたばたしていて、パソコンの前にゆっくり座る時間が取れませんでした。
 ボストンは懐かしいですね。もう15年程前になりますが、家族4人で暮から新年にかけて、1週間程滞在したことがあります。もっとも泊まったのは、隣のケンブリッジ市のほとんどハーバード大の構内ともいえる安いINNでしたが。ウォーターフロントでのカウントダウン、ボストンコモンでのパレード、ボストン市内で行われたミュージック・シティの催しのライブ、ボストン美術館にも行きました。
 そろそろ「NY独り暮らし」も終わりに近づいてきましたね。淋しくなります。
 ところで、7月25日から2週間程、夫婦でNYに行きます。5月初めに結婚してそちらに住み始めた長女の新居を訪ねるのが目的ですので今のところは特にスケジュールらしいものはありません。もちろんジャズライブのいくつかは行こうと思っていますが。
 もし、雄さんのお時間が取れれば、どこかでお会いしたいですね。

  

投稿: TO | 2008年7月20日 (日) 03時21分

ボストンははじめてでしたが、建物も人もニューヨークとは違って落ち着いていい町ですね。

こちらにいらっしゃるとは。メールで相談しましょう。

投稿: | 2008年7月20日 (日) 22時23分

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