« エディソンへドライブ | トップページ | マーメイドたち »

2008年6月22日 (日)

ロング・アイランド・シティを歩く

0806201w

クイーンズのイサム・ノグチ美術館へ行ったついでに、美術館周辺のロング・アイランド・シティを歩いた。

ロング・アイランド・シティというのは、1898年にブルックリンとともにニューヨーク市に合併されるまでの町の名前で、今ではクイーンズ南西部の地域をこう呼ぶ。

マンハッタンからクイーンズへ来ると、ブルックリンと同じように低層のビルがどこまでも続いていて、空が広いのにほっとする。

ただブルックリンはダウンタウンや住宅地、工場地帯がくっきり分かれて町の構造がはっきりしているのに対し、クイーンズは住宅地域と工場地域が入り乱れてのっぺりとどこまでも続いている印象がある。

0806206w

このあたりは工場地帯。自動車修理など小さな工場も多い。

0806202w

工場はどこも忘れ去らてたように古い。ここも金曜の午後、操業しているのかしていないのか分からなかった。

0806204w

歩いている人も少なく、閑散としている。

0806207w

小生、「キューポラのある街」埼玉県川口育ちのせいか、こういう寂しい工場地帯には懐かしさを感じてしまう。

0806203w_2

クイーンズは80以上の民族が混交して住んでいる多国籍住宅地域でもある。居住者の半分はアメリカ以外の国から来た者だという。アメリカ人(アフリカ系を含む)はここでは少数派で、だからクイーンズは未来のニューヨークを先取りしているわけだ。

ロング・アイランド・シティにはギリシャ系住民が多い。

0806205w

こちらはメキシコ系のデリ。

|

« エディソンへドライブ | トップページ | マーメイドたち »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

「ロングアイランドアイスティー」なるカクテルがあるんですが、名前はロングアイランドという土地に関係しているのでしょうか?

投稿: 812SH | 2008年6月23日 (月) 15時50分

ロングアイランド・シティーはロングアイランド西端のご覧のような土地ですが、東端はセレブの別荘が並ぶ超高級住宅地(「グレート・ギャツビー」の舞台)で、そこで1980年代に生まれたカクテルみたいですね。

私もロングアイランドの東のほうのレストランに何度か行ったことがありますが、ニューヨークではお目にかかれない、完全に白人だけの世界でした。

投稿: | 2008年6月24日 (火) 08時07分

ロングアイランドアイスティーは私の友人の住むLong Island, Babylon にあったOak Beach Innのバーで1970年代にサーブされたのが最初だそうです。

投稿: yucca | 2008年6月24日 (火) 10時03分

いつもながら正確な情報をありがとうございます。

バビロンという地名が前から気になってました。ふつうキリスト教圏ではバビロンというのは退廃とか、否定的に響くと思うんですが、どういう由来なんでしょうね。それとも「バビロン捕囚」のほうで、ユダヤ・コミュニティーがあったのかな。

投稿: | 2008年6月24日 (火) 21時57分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ロング・アイランド・シティを歩く:

« エディソンへドライブ | トップページ | マーメイドたち »