ヒラリーの難しい選択
ケンタッキーの民主党大統領予備選でヒラリー・クリントンがオバマに35%の大差をつけて圧勝した。
同時に行われているオレゴンは、これを書いている時点(20日午後10時)でまだ開票が始まってないけど、オバマが勝つだろうという予想だ。オバマは今日のケンタッキーの代議員を加えて過半数の代議員を獲得したことになり、実質的な勝利宣言をした。
クリントンにとっては、どう撤退するのか、いよいよ難しくなってきたね。今日も、「ネバー・ギブ・アップ」と演説していたけれど、最後の党大会まで頑張るつもりなのか。
ケンタッキーで圧勝といっても、代議員数が少ないから、わずかに差を縮めただけ。オバマが圧倒的に有利なことに変わりはない。アメリカのメディアはどこも「オバマの勝ち。クリントンに逆転の目はない」と判定している。
ところでCNNの郡・市ごとの投票分析を見ていると、オバマとクリントンの支持基盤がくっきり分かれているのがよく分かる。
アフリカ系にオバマ支持、白人層にクリントン支持が多いのは当然として、それ以外の要素でいうとオバマに投票しているのは都市部、高学歴、若者、富裕層が多い。一方、クリントンの支持者には農村部、低学歴、高齢者、貧困層が多い。
これらを具体的な人格としてイメージすれば、オバマを支持しているのは、大学を出て安定した職業に就いている20~30代の都会の若者(ちなみに小生の住むブルックリンでは、圧倒的にオバマ支持のビラやポスターが目につく)。クリントンを支持しているのは、高卒で肉体労働に従事し、生活が苦しい田舎町の50~60代の労働者ということになるだろうか。
もちろんこんな単純化は危険だけど、民主党候補者の場合、日本にいたときの私は、どちらの政治姿勢がよりリベラルか、だけで判断しがちだったと思う。でもこういう細かな分析を見ていると、リベラルかどうかだけでは片付かない要素がたくさんあることに気づく。
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コメント
個人的に、ヒラリーは今回は無理としても更に4年後の大統領選を既に視野に入れているように感じますね。
投稿: yucca | 2008年5月21日 (水) 21時39分
4年後ですか。なるほど、そうかもしれません。オバマの政治家としての実力は未知数だし、マケインは高齢ですからね。とすると、4年後のためにどううまく引くかを考えているのかもしれません。
投稿: 雄 | 2008年5月22日 (木) 05時18分