決着つかない大統領予備選
民主党の大統領予備選。ノース・カロライナ州とインディアナ州はオバマとクリントンが1勝1敗で、決着はまたしてもつかなかった。
CNNの開票速報を見ていたら、インディアナではまず農業地帯の開票が進み、クリントンが10%近くリードしていた。ところが時間がたつごとにアフリカ系が多い都市郊外の票が開いて5%、2%と差が縮まり、深夜にもつれこんだ。結局、2%のままCNNはクリントンの当確を打ったけど(これを書いている現在、開票率99パーセント)、僅差の勝利でクリントンはいよいよ苦しくなってきたね。
6月までいくつかの州の予備選が残ってるけど、代議員数が少ないので決着はつかないだろう。クリントンは「最後まで戦う」と演説してたけど、態度未定の特別代議員(議員など)がどちらを支持するか、あるいは党内で何らかの調整が始まるのか、高見の見物の立場からいうと、もつれればもつれるほど面白い。
2人の演説を聞いていると、オバマは魅力と危険が隣り合わせの政治家、ヒラリーは民主党とはいえ穏健な保守という印象を持つ。
オバマが大統領になれば、イラクから撤退するなどアメリカの外交政策は大転換するかもしれない。それは望ましいことだけど、その一方、アメリカ国民がなんらかのきっかけで極端な方向に振れれば、ポピュリストのオバマはその声に従うか、あるいは煽ることさえするかもしれない。
ヒラリーが大統領になれば、おそらくイラク政策の転換はむずかしいだろう。アメリカの占領は当分つづくに違いない。全体としてはすべてが大して変わらず、地域経済とか保健制度とか、国内の問題に力を注ぐことになるのかな。
この1カ月、オバマは師と仰ぐアフリカ系牧師の白人蔑視発言などで支持率が落ちてたけど、今回の結果は、やはり国民(少なくとも民主党員)のなかに「変化」を望む声が大きいということか。それだけ現状にストレスがたまってるのかもしれない。
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コメント
アメリカのメディアって何の報道でも全般的にそうですが、殊に選挙戦となるとクリントン寄りかオバマ寄りか明らかに偏った報道をしていたりするのがあからさまだったりするので、各局の報道の仕方を見比べるのも面白いですね。
投稿: yucca | 2008年5月 8日 (木) 20時59分
どこの局だったか、ヒラリーがしわしわで魔女みたいに見えるシーンを繰り返し使ってました。朝はいつもCBSのアーリー・ショーを見ていますが、こちらはオバマよりヒラリーがインタビューに応じることが多いみたいですね。
投稿: 雄 | 2008年5月 9日 (金) 13時04分