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2008年5月20日 (火)

ブルックリンご近所探索・22

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ブルックリンのブライトン・ビーチは、「リトル・オデッサ」とも「リトル・ロシア」とも呼ばれるロシア人街だ。

香港の映画監督、ウォン・カーウァイがニューヨークで撮影した『マイ・ブルーベリー・ナイツ』のロケ地は、まず間違いなくここだと思う。

映画のなかで、地下鉄が高架を走るショットが繰り返し使われている。車両の先頭には「Q」の文字があったと記憶する。ジュード・ロウとノラ・ジョーンズが出会うカフェはロシア名前の店だった。

僕の知る限り、地下鉄Qラインが高架を走り、しかもロシア名前のカフェがあるのは、ここブライトン・ビーチしかない。しかも映画を見たとき、あ、これを撮影したのはあそこのカーブじゃないか、と直観した場所があった。

で、それを確かめに日曜の午後、ランチかたがた出かけて行った。

ブライトン・ビーチ駅を降りてすぐのところに、地下鉄が大きくカーブし、ガード下が交差点になっている場所がある。上の写真がそれ。映画ではもう少しアップ気味だったと思うけど、こんな感じじゃなかったっけ? このカーブ以外は高架の両側に建物が密着して建っているので、こういう角度のショットは撮れないと思う。

映画でジュード・ロウがオーナーのカフェは、残念ながらどこにあるのか分からない。でも、あんな洒落たカフェはブライトン・ビーチにそんなにはないだろうから、この街に詳しいyuccaさんに聞けば分かるかもしれないな。

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地下鉄を降りると同時に雨が降ってきたけど、なにやら音楽が聞こえてくるほうへ歩いていくとストリート・フェスティバルが開かれていた。舞台ではロシア語の歌やラップ。

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舞台の両側にはテントの出店がいっぱい。これはシシカバブーの店。

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高架の両脇はにぎやかな商店街で、ロシアの食品スーパーや野菜・果物店、スウィーツの店が並ぶ。

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映画のカフェを探すつもりだったけれど、雨に濡れて寒くなってきたのであきらめ、目についたカフェに飛び込んでボルシチで暖まる。

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コメント

確かこの日ウクライナフェスティバルをやっていたように思うのですが、このストリートフェスティバルはそれでしょうか?
肝心の映画を観ていないので〜〜〜 はて、どこのカフェでしょう?
でもブライトンビーチからコニーアイランドにかけては数えきれない程、これまでも映画に登場していますね。
ちょっとノスタルジックなこの町の雰囲気は独特ですものね。

投稿: yucca | 2008年5月21日 (水) 21時03分

雨が降ってきたので急ぎ足で通り過ぎ、確かめたわけではないのですが、ほかでフェスティバルはやってなかったので、ウクライナのだったかもしれません。

コニー・アイランドは以前から映画や写真で見ていましたが、ブライトン・ビーチがこういう懐かしさのある町だとは知りませんでした。

投稿: | 2008年5月22日 (木) 05時09分

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