土曜の午後はヴィレッジで
土曜の午後をヴィレッジで過ごす。
アパート近くのジェイ・ストリート駅から地下鉄Aラインに乗り、ウェスト・ヴィレッジの映画館IFC(International Film Center)へ行く。
ここはマイナー系の映画をやっている、日本でいえば単館ロードショーの劇場。館内は清潔でスクリーンも見やすく、好きな映画館のひとつだ。見たのは、台湾のホウ・シャオシエン監督がフランスで撮った新作『フライト・オブ・ザ・レッド・バルーン』。
映画に満足してワシントン・スクエア・パークを横切りイースト・ヴィレッジのほうへ行くと、ユニバーシティ・プレイスでフリーマーケットをやっていた。あちこち覗きながら、ぶらぶら歩き。
古レコード、CDの店があるとつい足が止まる。ジョー・ヘンダーソンがウィントン・ケリー・トリオと共演した「FOUR」を見つけて買う(帰ってさっそく聞くと、ヘンダーソンはごりごり吹きまくり、ケリー・トリオは軽快にスイングしてご機嫌でした)。
地下鉄アストール・プレイス駅の出口で3人のストリート・ミュージシャンが演奏していたので、またしても足が止まる。ユニオン・スクエア駅と並んで、ここはいつも腕の立つストリート・ミュージシャンが演奏してる。この日のアフリカ系トリオもファンク・ジャズをやって、なかなか聞かせる。
もらったチラシを後で見たら、ドラムスはドゥエイン・”ライトフット”・パーデューという名前で、マーカス・ミラー、スティービー・ワンダー、チャカ・カーンなど錚々たるメンバーと共演したことのあるミュージシャンだった。
少し疲れたので、行きつけのカフェ「pane e cioccolato」へ。
ここではいつもカプチーノなので、頼む前からウェイターが「カプチーノか?」と聞いてくる。カプチーノとミックス・ベリー・タルトを注文し、映画のチラシと買ったCDのライナーノーツを読みながら、ひと休み。アメリカのケーキは大きすぎ甘すぎるものが多いけど、ここのは大きさも甘さも適当で気に入っている。
映画 $8.5(シニア料金)
CD $7
ストリート・ミュージシャン $1(寄付)
カフェ $11(チップ込み)
計$27.5。僕の1カ月の生活費からすると、ちょっと贅沢な土曜の午後でした。
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