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2008年1月 3日 (木)

ブルックリンご近所探索・13

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正月の1日、2日と比較的おだやかな日が続いたので、歩いてマンハッタン橋を渡り、チャイナタウンまで散歩することにした。

僕のアパートから橋のたもとまで歩いて10分ほど。やはり近くにあるブルックリン橋は歩いて渡ったことがあるけど、その数百メートル上流にかかるマンハッタン橋は、いつも地下鉄で通るだけで歩いて渡ったことはない。

木製のボードを敷きつめた歩行者専用通路があり、「観光化」されているブルックリン橋に比べると、こちらは実用一点張り。狭い通路の両側は高い柵と網でかこわれ、すぐ脇を地下鉄がひっきりなしに轟音をとどろかせて走ってゆく(右下に車両がかすかに写っている)。

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1910年に完成したマンハッタン橋の橋脚は鋼鉄製。その25年前の19世紀末に完成したブルックリン橋が重厚な石を積み上げているのに対し、同じ構造の吊り橋でもこちらは20世紀の「鉄の時代」を象徴している。鋼鉄索の組み方も、ブルックリン橋のような美しさはない。

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この橋のいちばんのポイントは、下流にかかるブルックリン橋とマンハッタンの眺め。下に見えるのはときどき散歩に来る公園で、絶景ポイントです。

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橋をマンハッタン側に渡りきると、すぐにチャイナタウンがはじまる。この一角だけ、なぜか80年代みたいなグラフィティがそのまま残されている。よく見ると最近書かれたものもあるから、ひょっとしたらこれも「観光」のためなのか、それとも放りっぱなしなのか、よく分からない。

低層の古いアパート(写真下の建物のファサードには、「1898」と建設年が浮彫りされていた)が連なるチャイナタウンは、19世紀、まだマンハッタンの南端だけしか都市化されていなかった時代に、貧しい移民たちが住んでいたのがどんな場所だったかを教えてくれる。

ニューヨークっ子のピート・ハミルは、『ダウンタウン(邦題:マンハッタンを歩く)』のなかで、こんなふうに書いている。

「バワリーを歩いてキャナル・ストリートを渡るとき(注・チャイナタウンの交差点)、わたしは1840年代のファイブ・ポインツ地区(注・初期マンハッタンの貧民街)に自分を置くことができる。……どこを見ても汚らしく、閉塞感が漂っているにもかかわらず、そこは娯楽の巷でもあった」

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コメント

あけましておめでとうございます。
”ベスト映画”記事にTB有難うございました。 
雄さんのベスト10とブルックリンの年末年始の様子、楽しく読ませて頂きました。
ブルックリン橋は数々の映画にも登場してますので、見覚えがあります。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や、最近ではヒュー・ジャックマンとメグ・ライアンの「ニューヨークの恋人」でも印象的な登場の仕方をしていましたね^^行ってみたいですいつか・・。
世界中の映画が観れるであろう東京には近いようで遠い地方に住んでおりますので、劇場へ通う回数は限られてしまいますが、今年も楽しく世界に散らばっている日本人の映画ファンの方と交流が持てたらと思っております。今年もどうぞよろしくお願い致します。こちら日本は箱根駅伝がさきほど早大に9区で逆転した駒大の3年ぶり優勝で幕を閉じたところです。
私も日記ブログに書いておりますので、よろしかったらご覧下さいませ。↓
http://amorematte.exblog.jp/

投稿: マダムS | 2008年1月 3日 (木) 17時09分

あけましておめでとうございます。

正月は、こたつのなかでほろ酔い気分で駅伝やラグビーを見るのが習慣になっていたので、こちらの正月はなんだか寂しいです。特に今年は、いつも失望の母校が久しぶりに往路優勝したので、見たかったなあ。

日記ブログ拝見。映画鑑賞で英語力をみがいたとあって、意を強くしました。僕もいまこちらで映画を見ていますが、セリフが理解できず、悔しい思いをしています。そのうち分かるようになるさと、自分に言いきかせながら映画館に通っているのですが。

投稿: | 2008年1月 4日 (金) 08時48分

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