March 15, 2006

沖縄の色と形、紅型

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中央通りを歩いていたら、美しい紅型のパネルが飾ってあったのでふらりと入ったら、伊差川洋子さんという方の紅型作品展だった(3月19日までポーラミュージアム・アネックス、銀座1丁目)。

沖縄の芭蕉布や上布、絹や紬などに紅型で染められた反物や着物が十数点。花や蝶や波の、いかにも沖縄らしい鮮やかな色彩とパターンが織りなすデザインにみとれる。

伊差川さんは今回の作品展で、現在は忘れられた紅型の原型「蒟蒻型」といわれる技法に挑戦したそうだ。その失われた技法でつくられた作品が全く古さを感じさせずに現代的な意匠の着物として蘇っている。

わが家には二十数年前に那覇で求めた紅型の花模様の暖簾が1点あって、お気に入りなんだけど、カミさんにこの作品展を知らせると、将来、恐ろしいことになりそうな気もするな。


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January 20, 2006

いろんな泡盛

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(銀座1丁目)

有楽町駅近くにある沖縄物産店「わした」は、見ているだけで楽しい店だ。色とりどりの果物や野菜(島バナナ、サラダ用パパイヤ、島唐辛子を買う)、さまざまな塩(「粟国の塩」が、変な表現だけど甘い)、陶器(故金城次郎の作品もある)、本や雑誌、CD、楽器など、見ているだけで飽きない。加えて、何十種類もの泡盛。名前も知らない泡盛が並んでいる。試飲させてもらうと、古酒などとろけるように旨い。

昔、焼酎や泡盛は「3里四方が商圏」と言われた。つまり村の中でつくり村の中で飲まれていたんだろうけど、泡盛にしろ焼酎にしろ(シオサイトには全国の焼酎を集めた酒屋があり、こちらも楽しい)、そういう地域性が残っているのがうれしいね。

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January 13, 2006

4丁目の和菓子屋

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(銀座4丁目)

銀座4丁目も昭和通りを越えれば普通の暮らしのある町。この和菓子屋も、銀座に来る人ではなく銀座に住んでいる人を相手にしている店。近くに有名な和菓子屋がたくさんあるのにちゃんと営業をつづけていられるのは、高級なものでなくともきちんとした味の和菓子をつくっているからだろう。

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January 11, 2006

ストリート・ギャラリー

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(銀座1丁目)

中央通りを歩いていたら、いつもは通り過ぎる銀行のウインドーが「ストリート・ギャラリー」になっているのに気がついた。若いアーティストの作品を展示して応援するのだという。今回は、ちずわまさゆきと伊東宣哉のポップな作品。20代らしい2人には、僕らがガキのころに親しんだSFマンガみたいなテイストが新鮮なんだろうか。

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December 26, 2005

京橋ねこちゃん通り

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(京橋2丁目)

「京橋ねこちゃん通り」と名づけられた小路。両側の6軒の家が猫を飼っていて、その姿が報告されている。いつもはたいてい1、2匹いるのに、この日はあいにく、どの猫ちゃんも顔を見せてくれなかった。

腱鞘炎が思わしくない上にパソコンの調子が悪く、再インストールする羽目に。自宅のパソコンが使えないので、長いテキストをアップできない。年内には復帰させたいけど、、、。

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December 24, 2005

ケヤキの最後の紅葉

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(丸の内3丁目)

今年は紅葉したケヤキの葉が落ちずに樹上で枯れてしまう異変が起こっているらしい。確かにちりちりの枯葉をつけたケヤキが目立つが、このケヤキは1本だけまだその手前で鮮やかな色を見せていた。


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December 18, 2005

ウインドーの足袋

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(銀座4丁目)

足袋専門の店のウインドー。いまどき足袋だけを扱っている店なんて銀座以外に何軒あるだろうか。三原橋には手ぬぐいの専門店もあり(浅草にも有名な店がある)、歌舞伎座が近いこともあるだろうが、まだまだ和装小物の専門店が息づいている。

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December 15, 2005

正午の光

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(銀座8丁目)

12:00、真昼の光を反射するシオサイトの電通ビル。真冬の寒さになって空気が澄み、青空のなかにビルのエッジがひときわくっきりと立ち上がっている。

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November 11, 2005

骨董通り

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子羊(?)の轡(くつわ)。北方系の古代中国のものだろう

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古伊万里だろうか。極彩色でなく、余白がたっぷりあるのがいい

久しぶりに京橋の骨董通りを歩くとウインドーに飾られた品が新しくなっていて、一軒一軒を見て歩くのが楽しみ。


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November 09, 2005

有楽町駅前の再開発

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戦後の猥雑な街並みが残っていた数少ない都心の駅前、有楽町銀座口の「再開発」が始まった。お定まりの高層ビルになるんだろう。駅前のごちゃごちゃした一帯を抜けて数寄屋橋から銀座へ出るのは、いい感じだったんだけどな。なにより、最終回の映画を見た後に気軽に立ち寄れるラーメン屋がなくなるのが困る。

マイナーな良い映画をやっていた有楽シネマ(銀座シネ・ラ・セット)は取り壊され、ホウ・シャオシェンの『珈琲時光』に出てきた喫茶店「ももや」も店を閉めた。ここの珈琲は濃厚で旨かったなあ。的矢牡蛎で有名なレストラン・レバンテは、近くの東京国際フォーラムに移転している。もっとも、もとの店の戦前のビヤホールみたいな雰囲気はない。

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