沖縄の色と形、紅型
中央通りを歩いていたら、美しい紅型のパネルが飾ってあったのでふらりと入ったら、伊差川洋子さんという方の紅型作品展だった(3月19日までポーラミュージアム・アネックス、銀座1丁目)。
沖縄の芭蕉布や上布、絹や紬などに紅型で染められた反物や着物が十数点。花や蝶や波の、いかにも沖縄らしい鮮やかな色彩とパターンが織りなすデザインにみとれる。
伊差川さんは今回の作品展で、現在は忘れられた紅型の原型「蒟蒻型」といわれる技法に挑戦したそうだ。その失われた技法でつくられた作品が全く古さを感じさせずに現代的な意匠の着物として蘇っている。
わが家には二十数年前に那覇で求めた紅型の花模様の暖簾が1点あって、お気に入りなんだけど、カミさんにこの作品展を知らせると、将来、恐ろしいことになりそうな気もするな。
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