神保町そぞろ歩き

(神保町で必ず寄る映画・演劇書の矢口書店。脇へ回ると、なかなか洒落た建物じゃないですか)
映画の時間まで2時間ほど空いたので、神保町の古書店街をそぞろ歩き。
最近は神保町交差点からすずらん通りや駿河台下に向かって歩くより、専修大学や水道橋方面に歩くことが多い。そのほうが僕が興味を持ってる分野の専門店が多いから。
でもここはそぞろ歩きのつもりが、ついつい買ってしまうのが悩みの種なんですね。今日も3冊ほど買ってしまった。
菊地成孔・大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』。サブタイトルは「バークリー・メソッドによって俯瞰される20世紀商業音楽史」。小生、ジャズ・ピアノをちょっとかじったけど、限りなく専門書に近い本なので歯が立たないかも。レイモンド・チャンドラー『さよなら、愛しい人』。村上春樹の新訳。春樹訳『ロング・グッドバイ』も楽しめたので。もう1冊は雑誌、『散歩の達人』「浦和・与野・大宮」特集号。9年前の雑誌だから店はだいぶ変わってるけど、地元がどう見られてるか気になって。
予算オーバーで、いかんなあ。おまけに、矢口書店で見つからなかった虫明亜呂無『女の足指と電話機』がほしくなり、帰ってからアマゾンで注文してしまった。でもこれで正月休みはたっぷり楽しめる。
そうそう。小生が16年前に編集したムック『侯孝賢(ホウ・シャオシェン)』に2000円の値づけがされていた(定価1400円)。古書の値づけと中身に相関関係があるわけじゃないけど、定価より上がっているのは嬉しい。というより、自分のつくった本が定価より安く売られてるのを見るのは悲しいもんです。自分の買いたい本が安くなってると、やった!と思うのにね。
でも16年前、ムックに1400円の定価をつけていたんだなあ。今年、編集に加わったムックの定価は980円だった。定価は刷り部数との関係で決まるから一概には言えないけど、ムックや本の値段がこの十数年、ちっとも上がっていない。
ていうか、今、ムックに1400円の定価はつけにくい。『侯孝賢』はマニアックな本だから部数を絞って定価を高くする方向で決めたけど、今こういう映画本をつくろうとしたら1200円以内に収めたいと考えるだろう。
このムック、小生の趣味でつくったに近い。カメラマン、ライターを含めスタッフ3人が台北に10日以上滞在したから、編集費もそれなりにかかっている(航空チケットもらうのと引き換えに、侯孝賢ロケ地ツアーのガイドをやったのも楽しい思い出)。結果、熱烈な侯孝賢ファンが買ってくれてそこそこ売れ、さすがに黒字にはならなかったけど、小さな赤字に収まった。













































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