September 02, 2017

東京ジャズ・フェスティバル

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The 16th Tokyo Jazz Festival

東京ジャズ・フェスティバルへ。2日午後のNHKホール。

山下洋輔 寿限無2017。山下トリオ<坂井紅介(b)、小笠原拓海(ds)>+ゲストで、1980年代のアルバム「寿限無」を再現。ゲストは1曲目・類家心平(tp)、2曲目・渡辺香津美(g)、3曲目・類家+菊池成孔(as)、4曲目の「寿限無」は全員にラップのOMSBが加わって大盛り上がり。豪華メンバーだが、若い類家のトランペットにしびれる。

ゴーゴー・ペンギン。英国のマンチェスターから来たピアノ・トリオ。テーマをテクノふうなリズムに乗せて延々と変奏する。モダン・ジャズで育った小生には退屈。

THE COREA / GADD BAND。チック・コリア、スティーブ・ガッドのリターン・トゥ・フォーエバーに若いメンバーが加わって。最後に「リターン・トゥ・フォーエバー」を演奏したのが懐かしくて。

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NHKホール外の屋外ステージでも演奏が。


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April 21, 2017

カンナヒロコを聞く

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Kanna Hiroko live

カンナヒロコのライブに出かけた(20日、横浜・BarBarBar)。ニューヨーク在住でジャズ歌手の彼女はこのところ毎年帰ってきて、東京、大阪、名古屋、広島などでライブをやっている。

小生がニューヨークに滞在したときは、ギタリストのご亭主とともにアパートの保証人になってくれた恩人。といっても義理で行くんじゃなく、魅力的な低音の歌にいよいよ磨きがかかってきたから。

歌いこんだスタンダードから、ジョビンやウェイン・ショーターの曲、ラテンまで。ビートルズとスタンダードを重ねた「イエスタデイ~イエスタデイズ」が面白かった。バックは嶋津健一(p)、加藤真一(b)、JUN SAITO(ds)の強力トリオ。


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October 14, 2016

カンナ・ヒロコを聞く

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Hiroko Kanna live

ニューヨーク在住のジャズ・シンガー、カンナ・ヒロコのライブを聞きに横浜へ(Bar Bar Bar、10月13日)。新しいCDの発売記念も兼ねたジャパン・ツアー。スタンダードの数々やブルース、ボサノバ。彼女の歌は若い頃から聞いてるけど、すっかり円熟して貫禄すら感ずる。はじめて聞いたアントニオ・カルロス・ジョビン「ウェーブ」がよかった。バックは嶋津健一トリオ。

8年前にニューヨークに滞在したとき、彼女にはすっかりお世話になった。ご主人のギタリスト、ラスともども、ブルックリンやハーレム、いろんなジャズ・クラブに連れて行ってもらった。今年の春、アメリカの市民権を取ったそうだ。

(追記)翌日も都内でのライブに行った(赤坂Tonalite)。この夜は若いノリ・オチアイ・トリオをバックに、5拍子の「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」やウェイン・ショーターの曲に彼女が詞をつけた「フットプリンツ」など新しい試みが面白かった。

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September 05, 2016

東京ジャズ・フェスへ

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Tokyo Jazz Festival

東京ジャズ・フェスティバルの「Jazz ik here」セッションに行く(9月4日、東京国際フォーラム)。

まずはメンバーが30歳そこそこの若いピアノ・トリオ、fox capture plan。ジャズのグルーヴ感をまったく感じさせない(意図的に排除した?)演奏。小生のような年寄りはこれがジャズなの? と言いたくなるが、若い世代にはこれがいいのか。

続いてケニー・バロン・トリオ。こちらはジャズのグルーヴ感のかたまりみたいな演奏。モンクや自作やスタンダード。円熟しきって、それでいて古さを感じさせないのがすごい。ゲストのグレッチェン・パーラトのアンニュイな歌もよかった。

最後はミシェル・カミロと上原ひろみのピアノ・デュオ。チケットを買ったときは上原ひろみトリオだったけど、メンバーが体調不良とかで来日できず、急遽、カミロに声をかけたらしい。カミロはこの1時間のためだけに来日したそうだ。

どの程度リハーサルをやったのか分からないが、最初から息はぴったり。カミロの原色で情感のこもった音と、超絶技巧といわれるカミロの上をいく上原の早く、力のある音と。エリントンの「キャラバン」や「A列車で行こう」では会場が湧きに湧く。トリオよりこちらのほうがお得だった。

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February 23, 2016

嶋津健一トリオを聞く

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Simazu Ken'ichi Trio live

久しぶりに嶋津健一トリオを聞いた(2月22日、青山・Body & Soul)。

このところ加藤真一(b)、今村健太郎(ds)と組んだライブが多い。ふたりは2組ある嶋津トリオの別のトリオのメンバー。よく歌うベースの加藤と、若くて切れのいい今村のドラムスと組んだこの新しいトリオがいちばんいい音を出すと思う。

ライブはいつものように、島津が好きな作曲家の曲とオリジナルとを半分ずつ。エリントン、ミシェル・ルグラン、ジョニー・マンデル、A.C.ジョビンら。

ルグランの「シェルブールの雨傘」は、CDに収められた情感あふれる演奏から一転しスイングしまくって客をのせる。マンデルの「シースケープ」は嶋津好みの美しいバラード。ジョビンの「3月の水」もボサノバのテイストを抜いて現代音楽みたい。と思うと、リストの「愛の夢」をクラシックとは思えない編曲で見事なジャズに。オリジナルの「はらぺこ」はハードパップ。「嶋津の子守歌」は加藤のベースが、かのバードランドの名曲を連想させるメロディを弾く。ピアニスト嶋津の多彩な魅力を堪能しました。


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October 23, 2015

嶋津健一トリオを聴く

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Shimazu Kenichi Trio at Body & Soul

嶋津健一トリオのライブを聴きに表参道のボディ&ソウルへ行く(10月22日)。

このところ嶋津トリオは横浜でライブをやることが多く、東京は久しぶりだったので満席。予約してなかったので、少し待たされカウンター端の席にようやく座れた。

「ハラペコ」「ノクターン」などの自作曲に、ジョニー・マンデル「シースケープ」、A.C.ジョビン「モノクロームの肖像」「三月の海」、ミシェル・ルグラン「シェルブールの雨傘」、ビリー・ストレイホーン「U.M.M.G」など、彼が好きな作曲家の曲をたっぷり。パガニーニの急速調の曲も彼が弾くと嶋津ふうになる。

加藤真一(b)、今村健太郎(ds)のトリオはバラードもいいし、アップテンポの曲もドライブが利いて心地いい。

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July 24, 2015

マッコイ・タイナーとジョー・ロバーノ

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McCoy Tyner & Joe Lovano Quartet

マッコイ・タイナーを聴くこれが最後の機会かな、と思いつつライブに行った(Blue Note東京、7月23日)。ジョー・ロバーノとのコラボも魅力だ。

事前のアナウンスでは、最初にジョー・ロバーノのトリオ、次がマッコイ・タイナーのトリオ、最後にカルテットということだった。でもジョーのトリオが舞台に上がったあと、また拍手が起こる。舞台袖を見ると、マッコイが若い付き人に手を引かれて歩いてくる。77歳、あの巨体は小さくなり、足元もおぼつかない。でも最初からマッコイが弾くとわかって場内が湧く。

歩く姿は老人だけど、ピアノに向かえばマッコイ・タイナーの音は健在だ。1曲目から全開。全盛時の早弾き、流麗なピアノとはさすがに違うけど、若いころよりむしろ力強いタッチ。左手でピアノを打楽器のように叩いてリズムをつくる。かと思うと一瞬、コルトレーンの背後で弾いているのかと錯覚させる音を繰りだす。障害があるのだろうか、右手は時に力強さに欠けるけど相変わらず美しい。

それ以上に素晴らしかったのがジョーのサックス。次々にフレーズが湧いてくる。リズミックに吹いていたかと思うと、いきなり吠える。図太いトーンから、こすれるような翳りある音まで変幻自在。ステージそばの席だったので、2メートル足らずの近さでジョーの音のシャワーを浴びて幸せだった。

マッコイのソロ、ジョーのトリオ2曲をはさんで、最後にカルテットの「イン・ナ・メロー・トーン」まで、久しぶりに興奮した。ベースはジェラルド・キャノン、ドラムスはフランシスコ・メラと若い2人。

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March 29, 2015

嶋津健一トリオ・ライブ

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Shimazu Ken'ichi Trio live

嶋津健一トリオのアルバム「The Composers Ⅲ」発売記念のライブに出かけた(3月28日、横浜・ADLIB)。

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浦和から横浜まで、初めて上野東京ラインに乗る。湘南新宿ラインより数分早いだけみたいだけど、東海道線方面へ本数が増えるのはありがたい。上野-東京間はいつも乗る京浜東北線の隣の線路を走るが、わずかに位置が変わるだけで外の景色が違って見える。

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まずは腹ごしらえ。横浜へ来るとたいてい寄る関帝廟通りの蓬莱閣へ。北京家庭料理の店で、モツのピリ辛炒めが旨いんだなあ。

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前に出た「The Composers」のⅠはミシェル・ルグラン、Ⅱはジョニー・マンデルの曲と嶋津のオリジナルが半々だったけど、今度のアルバムはアントニオ・カルロス・ジョビンの曲と嶋津のオリジナルで構成されている。といってもボサノバは1曲だけ。日本ではあまり知られていない曲を嶋津流のバラード・ピアノで。ベースはいつもの加藤真一、ドラムスは初めて組む橋本学。

嶋津のピアノを堪能しました。アルバムに入ってないけど、数日前に作曲したという「夢、幻、やっぱり夢」がちょっとねじれた美しさでよかった。リクエストでレイ・ブライアント「クバノ・チャント」、中村八大「黄昏のビギン」(!)のおまけつき。


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September 10, 2014

ザ・カルテット・レジェンドを聞く

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Kenny Barron,Ron Carter,Benny Golson & Lenny White Quartet

ケニー・バロン(p)、ロン・カーター(b)、ベニー・ゴルソン(ts)、レニー・ホワイト(ds)の御大4人、確かにレジェンドと呼びたくなるようなカルテットを聞いた(東京・コットンクラブ、9月9日)。

最年長のベニー85歳、いちばん若いレニー65歳。リターン・トゥ・フォーエバーにいたレニーを除けば、オーソドックスなフォービート一筋。4人をつなぐ糸はやはりマイルスだろう。1955年、コルトレーンを擁した黄金のマイルス・クインテットが最初の録音に選んだのがベニーの「ステイブルメイツ」だった。ロンは言うまでもなく60年代マイルス・バンド。ケニーはそのロンのバンドにいたことがあるし、レニーは電化マイルスの『ビッチェズ・ブリュー』に参加している。今日のステージでもベニーが曲を紹介する際、三度もマイルスの名を口にした。

オープニングはその「ステイブルメイツ」。つづいてロン、ケニー、レニーの曲も一曲ずつ。ベニーが抜けケニー・バロン・トリオになって「いつか王子様が」。ケニーのころがるようなピアノが素晴らしい。つづけてロンのベース・ソロで「ユゥ・ア・マイ・サンシャイン」。年を感じさせない若々しい演奏だった。最後はまたベニーの曲に戻り、名曲「ウィスパー・ノット」。ベニーのソロは涙が出そうに美しい。アンコールもベニーの「ブルース・マーチ」。ブレイキー・バンドで聞きなれた耳には、なんとも上品な仕上がり。たぶんこの4人がもう一度組むことはないだろう名人上手が集まって、リラクゼーションの極みみたいな一夜の夢を見させてくれたのでした。


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June 03, 2014

嶋津健一トリオを聞く

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Shimazu Kenichi Trio live

久しぶりに嶋津健一トリオを聞く(5月31日、赤坂・Relaxin')。

林正男(b)、今村健太郎(ds)とのトリオが結成されて2年くらいになるのだろうか。演奏が変幻自在になってきたし、曲も少しずつ変わってきた。特に嶋津のピアノと若い今村のドラムスのインタープレイが素晴らしい。演奏する曲も初期は50年代ハードバップが多かったけど(今もそれはあるけれど)、今日は半分くらいが嶋津の曲、後の半分はジョニー・マンデル、アントニオ・カルロス・ジョビン、ピアソラなんかの曲をやる。

このところ嶋津自身の曲が増えている。バップみたいな曲もあれば、美しいバラードもある。以前のトリオ(オリジナリティーがあり完成度も高かった)では4枚のアルバムを出しているが、そろそろこのトリオでもアルバムをつくるらしい。楽しみだな。


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