December 05, 2019

世田谷美術館へ

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寛解の診断をもらったけれど、抗ガン剤の後遺症で足裏がしびれ、爪が割れやすくなっている。寒くなるにつれ症状が強くなって、寒い朝や長時間歩いたりすると足先が痛む。自然、遠出するのが億劫になる。

今日は暖かかったので、病院帰りに世田谷美術館へ回って「奈良原一高のスペイン──約束の旅」展(~20年1月26日)。1960年代、30歳そこそこの奈良原によって撮影されたもの。いま見ても鮮烈。印刷でしか知らなかった作品を新しいプリントで見ることができる。

ひとまわり見て足が痛くなったので、館内のカフェで紅茶と洋梨のタルトでひと休み。窓の外のテラスは初冬の陽射し。室内にはアコーデォインの「シェルブールの雨傘」が流れてる。生きる歓びに満ちたフィエスタ。生と死が隣り合った闘牛。いま見てきた写真を思い出して、こういう時間をもてる幸せを味わう。

 

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December 03, 2019

一美を悼む

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新宿ゴールデン街時代の飲み仲間である一美が亡くなった。一年ほど前に倒れ、意識が戻らないまま闘病生活をつづけていたが、11月24日、家族に見守られて旅立った。

一美とひんぱんに会っていたのは40年以上前。たいていゴールデン街の「ちろりん村」で会い、仲間と映画や演劇や小説の話で盛り上がった。アングラ芝居や神代辰巳の映画やラグビー早明戦を一緒に見に行ったこともある。鋭い感受性をもち、独特の身ぶりやしゃべり方に1970年代の空気を全身にまとった女性だった。

その後、彼女はご主人と沖縄に移り住んだ。那覇でタウン誌の編集にかかわり、ときどき頼まれて映画の紹介を書いたこともある。その原稿料がわりにともらった金城次郎の徳利と盃は、いまも食器棚に飾ってある。

沖縄から戻った彼女は、実家のある静岡県にご主人と住んだ。それから彼女と会ったのは数度。店を閉めた「ちろりん村」のMさんを中心に花見と忘年会があって、そこでたまに顔を合わせる程度だった。

今日、机を整理していたら、二年前に彼女からもらった葉書が出てきた。追悼の思いをこめて、それを書き写す。

「ご本拝受いたしました。お礼が遅くなり申し訳ありません。現役でご活躍うらやましい限りです。健ちゃん、平地さん、なつかしい名前。チャンドラー、末永史、モンク、みんな記憶の底に沈んでる。東京の喧騒から遠く、七〇、八〇才のジジイ仲間と家庭菜園の日々です。今年の忘年会には参加できるかな?」

 

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August 28, 2019

ボルタンスキー展へ

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今日は雨で気温も30度を切る。病院に行くたび、帰りに寄ろうと思いつつ暑さにめげてあきらめたボルタンスキー展(国立新美術館、~9月2日)にようやく行ってきた。展覧会に行くのは病気になって2度目。混雑しそうな展覧会は避けていたが、これはゆったり見ることができた。

薄い布にプリントされ微風に揺れる、モノクロームでおぼろげな、人の顔・顔・顔。アウシュビッツを連想してしまう、山と積まれた黒い服。死の匂いに満ち満ちていて、黄泉の国をひとめぐりしてきたような気がした。

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August 22, 2019

今日の収穫

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雨が降ったり、孫が来たり、友人と会ったり、4日ほど畑をさぼったていたら、今日はこれだけの収穫。小さなゴーヤの実がいくつもあって、初収穫は遅かったけど夏も終わろうかというこれからたくさん採れそうだ。

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August 18, 2019

ゴーヤの初収穫

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今年はじめてのゴーヤの収穫。今年は種蒔きが遅れ、おまけに長雨で生育が悪く、梅雨が明けて急激に伸びたが雄花ばかりで雌花が咲かず、例年より一月遅れでようやく実が大きくなった。わが家ではチャンプルーよりも糠漬けやサラダで食することが多い。

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August 02, 2019

コラム3本

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週刊朝日MOOK『司馬遼太郎と明治』に去年書いたコラム3本(「西郷の旧家と隠れ家」「江藤新平、三筋町に立ちつくす」「編集者としての子規」)が収録されました。

 

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July 27, 2019

和菓子店の廃業

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小熊英二『日本社会のしくみ』を読んでいたら、1980年代以降、非正規雇用者は一貫して増えているが、よく言われるようにその原因として正規雇用者が減ったわけではなく、その数はあまり変わっていないという記述があった。それでは非正規雇用者の増加はどこからきたのかといえば、そのぶん自営業主と家族従業者が減っているという。

 

その現象は大都市圏よりも地方都市で目立つけれど、ここ首都圏の浦和でも自営業の廃業が相次いでいる。先日は、自宅まで集荷配送してくれるクリーニング店に店を閉めると言われ、さてどうしたものかと思案している。経営者は僕より少し若く、趣味はバンド。うちへ来るといつも音楽の話で盛り上がるが、奥さんが仕事に疲れ、本人も車を運転していて何度か危ないことがあったという。跡継ぎはいない。

 

今日は駅前商店街を歩いていたら、和菓子店に廃業の貼り紙があった。線路の反対側なので買うことはあまりなかったが、ガラス戸を開けると店内は暗く、声をかけるといつもおばあさんが出てきた。

 

わが家がよくいく近所の和菓子店は健在だけど、ここも子供は別の職業に就いている。経営者夫婦は僕と同世代で、子供はうちの娘と小学校で同級生だった。製造販売している和菓子店の朝は早く、開店時間に品物を並べるには毎日午前3時半に起きるという。「いつまで続きますかね」と、このごろはやつれの目立つおかみさん。毎日売り切りの商売だから、もちろん防腐剤なんか入っていないし、午後も少し遅くなると桜餅とか葛梅とか季節の和菓子は売り切れてしまう。いつまでも続けてほしいけれど、歳のことを考えると無理は言えない。

 

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July 25, 2019

ブドウが豊作

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今年はブドウが豊作だ。種ありのデラウェア。40年前に苗を植えたのが、いまだに果実をつける。といっても摘果など手入れをしないので、三分の一ほどは粒が落ちたり枯れたりしてしまう。三分の一はヒヨドリがついばむ。残りの三分の一を人間が楽しむ。市販の甘さや粒の大きさはないけれど、十分に甘い。

 

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July 22, 2019

浦和の夏祭り

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21日は浦和の夏祭り。夏休みになった孫を連れて娘が泊まりにきた。娘は明日から昼間は仕事に出かけてしまうので、2人の孫と1週間を過ごす。楽しみでもあり、大変でもある。

 

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July 17, 2019

巣立ちも間近

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JR信濃町駅構内のカメラに巣をかけたツバメ。3羽のヒナは羽ばたきの練習をして、巣立ちも間近のようだ。

北浦和駅構内にも毎年ツバメが巣をつくっていたのだが、ここ数年来なくなってしまった。ひょっとして、改札口近くだったので乗客から苦情が出、追い払ってしまったんだろうか。そうだとしたら悲しい。

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