April 26, 2026
April 21, 2026
「ひらけ、絵手本 『北斎漫画』」展
「ひらけ、絵手本 『北斎漫画』」展へ(~5月24日、両国・すみだ北斎美術館)。「絵手本」とは、江戸時代に絵を学びたい人のためのお手本をそう呼んだ。その代表が『北斎漫画』。もとは北斎が入門した弟子の教育用に描いたらしいが、市販されてベストセラーになった。いろんな機会にその一部を印刷で見ることはあったけど、15巻あるその全体像は知らなかった。
ともかく色んなスタイルの「手本」がある。一筆書き、平仮名を使った文字絵、コンパスと定規を使ったもの、武者絵、人間のいろんな動作を描いたもの、職人のためのデザイン集、江戸小紋の文様、「富嶽百景」の風景などなど。ともかく北斎の無限とも思える好奇心とエネルギーに圧倒される。その影響力は大きく、同時代の絵師が、自分の絵の一部に『漫画』を引用したり、『漫画』の絵を使ったウェッジウッドの陶磁器も展示されている。
別のフロアの「北斎を学ぶ部屋」では、北斎の代表的な版画を高精細デジタルで復元したものを見ることができる(キヤノンの協力。見事な出来栄え)。『北斎漫画』の復刻本を手に取って見ることもできる。はじめて行った美術館だけど、たっぷり楽しめた。
April 20, 2026
April 19, 2026
銀座から国会前へ
まず銀座で「木村伊兵衛写真賞特別企画 今森光彦・大西みつぐ・澤田知子・長島有里枝写真展」(~4月23日、ソニー・イメージングギャラリー銀座)へ。今年の木村伊兵衛写真賞作品展に先立って、賞の選考委員4人による特別展。4人とも、過去の木村伊兵衛賞受賞者でもある。スナップショットからネイチャー・フォト、家族写真やコンセプチュアルなものまで、木村伊兵衛賞の幅の広さと、それぞれスタイルは異なっても写真でしか表現できないものを見せてくれている。来週の受賞作品展、濵本奏「-・・(チョー タン タン)」が楽しみ。
銀座から地下鉄で国会前へ。「NO WAR! 憲法変えるな! 4・19国会正門前大行動」に参加。国会前の道路と左右の公園に36000人(主催者発表)が集まった。旗を持った団体の参加者もいるけど、それ以上に個人で参加した人たちが多いと感じた。小生のような年寄りから若い男女までさまざま。思い思いの手作りプラカードや団扇を手に「戦争するな!」「憲法変えるな!」と声を上げた。
April 10, 2026
大ゴッホ展
福島県立美術館で開かれている「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」(~5月10日)へ日帰りで出かけた。展覧会はこの後、東京でも開かれるが、大阪の友人から昨年の神戸展が「ものすごく混んでた」と知らされたのと、東京の知人が福島へ行って見てきたと知り、ゴールデンウイークや会期末が近くなる前にと出かけた。市街はずれの山裾にある、広々と開けた気持ちのよい美術館。平日午前中とはいえ入場するのに10分ほど並び、会場はかなり混んでいる。
クレラー=ミュラー美術館所蔵品で構成される展覧会は2期に分かれ、今回はゴッホの画業の前半。オランダ時代、パリ、そしてアルルへ来たあたりまで、時間と場所を追って年代別に展示されている。これまでゴッホの絵はいろんな場所でいろんな機会に見ているけれど、これだけまとまったものを系統的に見たのは初めて。それが面白かった。
印刷で何度も見ている「じゃがいもを食べる人々」は油彩でなくリトグラフ。オランダ時代の農民や職人を描いた作品は画家の誠実な人柄を想像させる堅実なものだけど、後のゴッホを思わせる大胆なデフォルメも現れはじめている。パリへ出て印象派の画家たちとの交流があり、それまで暗く地味な画面が色彩豊かに変貌する。花や風景の官能的な色使いに、ゴッホはこんな色も使うんだと新鮮だった。南仏へ移住し、「夜のカフェテラス」をはじめとするアルルの絵に漂う幸福感。晩年の絵を知っているだけに痛ましくもある。二十数年前、カミさんとアルル・フォトフェスティバルへ行ったとき、描かれたカフェテラスや郊外に復元された跳ね橋を訪れたのを思い出した。
常設展では、ゴッホに影響を受けた日本の画家の作品も。岸田劉生、村山槐多、白河出身の関根正二らの作品が展示されていた。来年開かれる後期の展覧会も神戸、福島、東京開催。さて次はどこで見ようか。







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