「黒の芸術」展
「黒の芸術 グーテンベルクとドイツ出版印刷文化」展(~7月21日、飯田橋・印刷博物館)へ。
15世紀、グーテンベルクによって活版印刷術が発明された。それまで文章の複製は写本や画像中心の木版しかなかったが、これによって大量(といっても現在とは比べものにならないが)の書物が流通することになった。宗教改革はその影響下で生まれた、とは世界史で習ったこと。
会場の入口にはグーテンベルクの活版印刷機(模造。もっとも印刷博物館には同種の印刷機が常設展示されている)と、グーテンベルクが印刷した旧約聖書。書体はゴシックと総称される、縦線が肉太のもので、版面が黒っぽいことから「黒の魔術」などと呼ばれた。他に、15~16世紀の書物がたくさん展示されている。マルティン・ルターの書物やパンフレット、ドイツ語訳聖書は、まさに宗教改革を産んだもの。
今年4月から作家の京極夏彦が館長に就任した。京極の本は版面や装幀が凝っていることで有名。これからも面白い企画展が期待できそうだ。ショップやカフェもあり、常設展も充実して、印刷に興味ある人間には楽しめる博物館。
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