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November 23, 2023

ともくらフェス

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「移住者(移民・難民)と共に」とサブタイトルのついた「ともくらフェス」(23日、川口市・並木元町公園)に出かけた。小生、この催しに関係するNGOの会員なので。「ともくら」は「様々な文化的背景を持つ人々と共に暮らす」の意。

公園広場に十数のテントが並び、アクセサリーなんかの小物やスカーフ、また食事や飲み物を販売している。出店しているのはベトナム、チベット、ミャンマー、韓国、スリランカ、ウクライナ、クルドなど。中央のテントではイベント。クルドのチーズピザ(?)とチャイを手にトークとフィリピンの歌を聞いた。

川口は小生が生まれ育った町だが、2023年現在、全国で在留外国人がいちばん多い自治体になっている。39000人余で、住民の6.7%(ちなみに2位は東京都新宿区、3位は同江戸川区)。民族別に見ると多い順に中国、ベトナム、フィリピン、韓国、トルコ。トルコ国籍の多くはクルド人で、全国のクルド人の大多数が川口と、隣接する蕨市に暮らしている。「ワラビスタン」とか「カワグチスタン」と呼ばれ、トルコ料理の店も多い。また西川口には、現地の味そのままの「ガチ中華」の店が集まって西川口チャイナタウンを形成している。蕨駅に近い芝園団地は、世帯の半分以上が中国人世帯になり話題になった。

川口は昔から外国人の多い町だった。小生の小学校時代、どのクラスにも数人の在日韓国・朝鮮人がいた。川口は鋳物の町で、戦争中は軍事産業の末端をになったが、彼らの親は鋳物工場で働いたり、焼肉料理店を営んだり、また廃品回収に従事したりしていた。同世代なら映画『キューポラのある街』で、吉永小百合の同級生が北朝鮮に帰ることになり川口駅前に見送りにいく場面を覚えているかもしれない。小生の同級生、李君も北に帰った(その後の消息は分からない)。だから脱北者や日本に漂着した漁民や、飢餓に苦しむ人民のニュースを見ると、ひょっとして李君の孫かも、などと思ってしまう。そんなわけで、生まれ育った町の現在の姿に無関心ではいられない。


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