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August 25, 2023

西川口チャイナタウン

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友人たちと西川口チャイナタウンで「ガチ中華」のランチ。

川口は全国有数の外国人の多い町ですが、いちばん多い中国人の多くは東北地方から来た人たち。その東北地方の店「滕記鉄鍋炖」に入り、東北農家鍋を楽しみました。テーブル中央に大きな鉄鍋が据えてあります。そこへぶつ切りのスペアリブ、いんげん、かぼちゃ、とうもろこし、ジャガイモをぶち込み、薬味にスープをどぼどぼ注ぎ蓋をして煮込みます。しばらく煮込んだら蓋を開け、鍋の上部にトウモロコシ饅頭をべたっと張りつけてまた蓋をし蒸し焼きに。もうもうと蒸気が上がり、東北地方の厳しい冬に、このできあがりを待つ時間はこたえられないだろうなあ。

できあがると、各自皿に取って。濃いめのスープが滲みこんで、スペアリブも野菜も実に旨い。トウモロコシ饅頭もほのかに甘く。いかにも農家のごちそうです。多量のにんにくをまぶしたナスのサラダも刺激的でした。

 

 

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August 24, 2023

「山下清展」

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知人に勧められて「山下清展 百年目の大回想」(~9月10日、新宿・SOMPO美術館)に出かけた。

山下清は本や雑誌、映画やドラマで何となく知った気になっていたけど、作品を直に見たことはなかった。いやあ、驚きました。色紙を小さくちぎり貼り合わせて大画面を構成する、気の遠くなるような作業でつくられた彼の貼絵の魅力は印刷や画面では伝わらない。

戦前の物資が乏しい時代には切手を使い、何十片もの色紙をパターン化して重ね影や輪郭を表現したり、こよりで立体感を出したり、そのディテールに惚れ惚れし、見入ってしまった。しかも細部の超絶技巧だけでない。山下は人気が出た時代に「日本のゴッホ」と呼ばれたようだが、ゴッホには風景や花があのように見えたように、山下には風景や花がこう見えたのだと人を納得させるオンリーワンのオーラが、特に若い放浪時代の貼絵から感じられる。

人気が出てタレントのようにメディアに登場したこと、今で言うアール・ブリュットふうな作品だったこと、貼絵という西洋画や日本画とは別のジャンルだったこともあって、山下清は今も大衆的人気はあるが美術の世界での評価は低いらしい。でも実物を見ればそういう先入観もふっとぶ。生誕100年の回顧展として、少年時代の昆虫の貼絵から人気が出た後の油彩、ペン画、陶芸作品、遺作の「東海道五十三次」まで網羅されている。教えられなければ見逃しているところだった。夏の終わりに得した気分。

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August 20, 2023

今日の収穫

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今日の収穫はゴーヤとデラウェア。

わが庭のゴーヤは毎年、畑に直に種をまくので発芽・成長が遅い。先週あたりから、ようやく食べられるようになった。デラウェアは縁側の棚に日除けとして植えてあるもの。40年以上前に植え、年に一度肥料を入れるだけで放りっぱなしだがが、毎年実をつけそれなりに甘い。自家用で楽しむには十分。

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August 15, 2023

キム・ヨンス『夜は歌う』を読む

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キム・ヨンス『夜は歌う』(新泉社)の感想をブック・ナビにアップしました。

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