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October 28, 2022

茅ケ崎へ

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上野東京ラインで茅ケ崎へ。茅ケ崎市美術館で「THE 新版画」展(~11月6日)を見る。先月、千葉市美術館で見た新版画展が面白かったのでこちらへも。作者も作品も多少重なっているが、今回のは最大の版元・渡邊庄三郎(現在も銀座8丁目に店がある)の所蔵作品が中心。川瀬巴水の「清州橋」など、震災後東京の都市風景がいい。伊東深水の美人画や風景画も。

Img_2054 茅ケ崎海岸を30分ほど歩いて開高健記念館へ。今日は休館日だが、展示替えのためデザイナーの三村淳さん、写真家の戸澤裕司さんが作業している。三村さんと会うのは十数年ぶり。現役時代は写真集や単行本など、たくさんの本を一緒につくった。板橋の凸版印刷で印刷立会いし、近くの居酒屋で飲むのがいつものコースだった。お互い癌サバイバーとして、再会を祝する。

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October 26, 2022

久々の散歩

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日差しが強い間は日陰がないので避けていた散歩道を久々に歩く。かつての農業用水路脇の遊歩道。ここには大きな鯉や雷魚、亀などがいるのだが、今日は数匹のクチボソしか見えなかった。市街地のなかでまだこういう風景が見られること、そのなかを歩けることは幸いなんだろう。

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October 21, 2022

新宿から原宿へ

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今日は写真と版画を。

まず新宿で、野町和嘉写真展「シベリア収容所1992」を(OMシステム・ギャラリー。~10月24日)。ソ連崩壊直後に、今となれば奇跡的に撮影された写真群だ。刑事犯が収容されているハバロフスク近郊の矯正労働収容所。時計を盗んだだけで何年もの刑に服している若い女性もいる。男も女も、内にどんな絶望を隠しているのか知らないが、カメラに淡々とその姿を晒している。こういうきっちりしたドキュメンタリーを久々に見た。

原宿へ回って、太田記念美術館で「はこぶ浮世絵 クルマ・船・鉄道」を見る(~10月26日)。江戸~明治初期の浮世絵に描かれた「はこぶ」絵。大井川などの渡し。江戸の水運の船。橋を行きかう大八車や棒手振り。文明開化の蒸気機関車と人力車。絵師は春信、北斎、広重から小林清親まで。小林清親は印刷でしか知らなかったが、現物を初めて見た。11月1日から始まる次の企画展「闇と光 清親・安治・柳村」も面白そう。

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October 19, 2022

佐藤未央子『谷崎潤一郎と映画の存在論』を読む

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佐藤未央子『谷崎潤一郎と映画の存在論』(水声社)の感想をブック・ナビにアップしました。

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October 11, 2022

新宿へ

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駅構内は病院への行き帰りに通っていたが、改札を出て新宿の街を歩いたのは3年ぶりだろうか。

綱八でランチして戸澤裕司写真展「DESTINY」へ(アイデムフォトギャラリー、~12日)。戸澤さんと一緒に撮影に出たことはないが、いっとき同じフロアで仕事していた。病気を感じさせないエネルギーあふれる写真。カラーもよかった。会場で大西みつぐさんと顔を合わせる。

ここへ来ると昔の習慣で、プレイスMと蒼穹社のふたつの写真展を巡る。疲れたのでお茶し、学生時代からなじんだ街をぶらぶらして帰る。写真は、帰りがけに近所の縫製工場(といってもビルの一室)前で。

 

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October 09, 2022

逗子から葉山へ

Img_2026 逗子で4年ぶりに大学時代の友人とお茶を飲む。この間、仲間がひとり亡くなった。

 

その足でバスに乗り、葉山の神奈川県立美術館へ。アレック・ソス「Gathered Leaves」展。終了間近の土曜日だからか、若者を中心にいっぱいの人。現代写真の展覧会、しかもアクセスのあまりよくない立地なのに、こんなに人が入るとは。若い人にとって、今はこういうタイプの写真は身近にあるもの、という感覚かもしれない。ジャンルやスタイルにとらわれず、でも画面の外でひとつの作品として統御されてるという印象。ここは海の見えるカフェが楽しみなのだが、いっぱいで入れなかった。しばらく庭から海を見て、バスに乗る。

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