3年半ぶりに映画館
3年半ぶりに映画館で映画を見た。自分の病気、コロナ、カミさんの病気と続き、自分のときもカミさんのときも感染症が最大の敵、と言われて映画館から足が遠のいた。カミさんがいなくなり、自分もコロナ感染を経験して、次の変種が流行するまで大丈夫だろうと、まずは美術館に出かけ、今日はようやく映画館に行った。小学5、6年で映画少年になって以来、こんなに映画館に行かなかったのは初めてだ。この間、TSUTAYAの郵送レンタルやネットフリックスや配信を利用していたから映画をまったく見なかったわけではないけど、とりわけミニシアター系の映画は見逃したものが多かった。今日は自宅からいちばん近いシネコンで『ベイビー・ブローカー』を。後ろに人がいるのは気になるからと最後尾の列を選んだら、同じことを考える人が多いのかこの一列だけ満席だった(笑)。
やはり映画館の大スクリーンで見る映画はいい。空気感からして違う。画面の小さな動きや揺れが、映画のリアルに直結している。疑似家族が各地を旅するロードムーヴィーはまぎれもない是枝映画。冒頭の雨の街から、ホン・ギョンピョ撮影の釜山やソウルや地方都市の風景に見惚れた。
Comments