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October 16, 2020

白幡貝塚跡

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わが家から2キロちょっと南へ歩くと白幡貝塚跡がある。現在は広い駐車場になっていて、案内板などはない。誰もここに貝塚があったとは気づかないだろう。さいたま市埋蔵文化財のデータを見ると、奥東京湾がこのあたりまで入りこんでいた縄文前期のもので、汽水に生息するヤマトシジミや淡水に生息するマシジミが出ている。谷筋に入りこんだ海水が真水とまじりあい、シジミが採れたんだろう。

ここは大宮台地南端にある舌状の高台。南(東京方向)へ歩くとすぐに急な下り坂がある。このあたりが縄文前期の浜辺だった。東へ200メートル行くと旧中山道が走り、すぐ西には縄文の植生が残る睦神社がある。さらに西へ500メートル行くと谷筋をはさんで国道17号が走り、先日訪れた真福寺貝塚がある。

毎日1時間の散歩をするけれど、わが家から片道30分、半径2キロあたりがちょうど大宮台地の南端、縄文前期の浜辺にあたる。これで3つある貝塚を制覇。貝塚だけでなく、半径2キロ圏の道はだいたい歩きつくした。市内にもっとある貝塚へ行くには歩く距離を伸ばさなければならない。少しずつ体力も戻ってきたし気候もよくなってきたので、次は半径3~4キロに挑戦しようか。

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