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July 20, 2020

真福寺のイチョウと貝塚

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浦和の旧中山道と17号国道(中山道)は大宮台地の尾根筋を南北に走っている。わが家から17号国道を南、東京方面へ20分ほど歩くと別所坂上の信号があり、そこから百メートル以上の下り坂がつづく。7000年前の縄文時代前期には奥東京湾が深く入り込んでいて、このあたりが海岸線だった。下り坂が終る手前を右に入ると真福寺がある。

境内には崖上に樹齢数百年、樹高約20メートルの大イチョウと貝塚跡(別所真福寺貝塚)がある。大銀杏は「逆さイチョウ」と呼ばれている。寺に伝わる伝説では、崖下が海だったころ、船をもやうためイチョウの木杭を逆さに打っておいたら、それが根づいたのだという。イチョウは中国原産の木だから縄文時代にこの地にあったとは考えられないが、境内には縄文前期の貝塚があったから、ここが海辺だったのは間違いない。その貝塚と立派な大イチョウの姿が過去のどこかで結びついて、「逆さイチョウ」の伝説が生まれたんだろう。

先日、散歩で行った西堀貝塚はここから北西約1キロ。縄文時代の植生を残す境内林がある睦神社は東へ400メートルほど。ここらが古東京湾のいちばん奥だったんだな。

 

 

 

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