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August 28, 2019

ボルタンスキー展へ

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今日は雨で気温も30度を切る。病院に行くたび、帰りに寄ろうと思いつつ暑さにめげてあきらめたボルタンスキー展(国立新美術館、~9月2日)にようやく行ってきた。展覧会に行くのは病気になって2度目。混雑しそうな展覧会は避けていたが、これはゆったり見ることができた。

薄い布にプリントされ微風に揺れる、モノクロームでおぼろげな、人の顔・顔・顔。アウシュビッツを連想してしまう、山と積まれた黒い服。死の匂いに満ち満ちていて、黄泉の国をひとめぐりしてきたような気がした。

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August 22, 2019

今日の収穫

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雨が降ったり、孫が来たり、友人と会ったり、4日ほど畑をさぼったていたら、今日はこれだけの収穫。小さなゴーヤの実がいくつもあって、初収穫は遅かったけど夏も終わろうかというこれからたくさん採れそうだ。

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August 18, 2019

ゴーヤの初収穫

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今年はじめてのゴーヤの収穫。今年は種蒔きが遅れ、おまけに長雨で生育が悪く、梅雨が明けて急激に伸びたが雄花ばかりで雌花が咲かず、例年より一月遅れでようやく実が大きくなった。わが家ではチャンプルーよりも糠漬けやサラダで食することが多い。

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August 10, 2019

ブルースの語りと歌に酔う

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ネットフリックスのオリジナル作品『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ(原題:Springsteen on Broadway)』は、ブルース・スプリングスティーンが2018年にブロードウェイの劇場で開いたライブのドキュメント。これが素晴らしい。

シンプルな舞台にグランドピアノが1台。ブルースが登場し、アコースティック・ギターとハーモニカ、時にピアノを弾きながら歌と語りで自分の音楽人生を回顧する(1曲だけ、妻のパティがギターと歌で共演)。

ブルースはニュージャージー州の小さな町で工場労働者の息子として生まれた。7歳で初めてギターを手にしたときのこと。地元のヒーローだったロックンロール・バンドへの憧れ。寡黙な労働者である父への尊敬と反発。父親が通うバーへ初めて足を踏み入れたときのこと。地元の仲間と組んだバンド。やがて詞を書き、曲をつくるようになる。題材は身近な家族、仲間、ストリート、工場、小さな町の風景。

それにしてもブルースの語りの見事さに驚く。周到に準備されたものと思うけど(エンドロールにwritten by Springsteenとあった)、それを感じさせない自然な語り口とユーモア。なにより彼が選ぶ言葉のセンスが見事だ。その間に挟まれる名曲の数々。ベトナム帰還兵に話を聞いてつくった「ボーン・イン・ザ・USA」は、聞きなれたEストリート・バンドのロックンロール・バージョンでなく、ブルースのシンプルなギターで聞くと、こんな悲しい曲だったのかと改めて気づく。

アメリカの健全な魂と民主主義への信頼。最後はやはりニュージャージーの思い出、故郷の伐採されてしまった大木の記憶と家族への思いで終わる。こういう歌い手を持っているアメリカという国は、やはり捨てたもんじゃない。

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August 02, 2019

コラム3本

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週刊朝日MOOK『司馬遼太郎と明治』に去年書いたコラム3本(「西郷の旧家と隠れ家」「江藤新平、三筋町に立ちつくす」「編集者としての子規」)が収録されました。

 

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