首相官邸前へ
この1カ月、家族の入院その他があって映画を見る本数、本を読む時間がぐっと減ってしまった。ブログの更新もままならない。でも今日は、ボランティアのあと1時間ほど空いたので、首相官邸前で行われていた「安倍はやめろ」集会へ。
いくつもの団体が呼びかけたもので、いつもの官邸前集会より参加者がぐっと多い(警備の警官の数も半端じゃない)。遅れていったので、官邸前交差点にいるはずの主催者の姿はまったく見えず、それぞれのグループが勝手に「安倍はやめろ」のコール。
国会前・官邸前に行ったのは久しぶりで、気がついたのは「ファシスト」(もちろん首相のことです)という言葉がコールにたくさん使われていたこと。こういう言葉というのはつい激しくなりがちで、「ファシスト」はさすがに大げさじゃないのと思ったけど、まてよ、と考えた。
ファシズムといっても、その完成した姿でなく初期の兆候、第一歩があったはず。まずは権力者にモノが言いにくくなる。モリ・カケ問題での官僚たちの「忖度」。誰もが嘘だと分かっていることを押し通す「公正・正直」ならざる言葉の数々。いま進行中の自民党総裁選で、国会議員、地方議員のモノ言えば唇寒しの雰囲気。新聞やテレビの首相パブリシティみたいなニュース。その裏でネットにあふれる憎悪。こういう空気こそ、ファシズムの初期の兆候かもしれない。と考えて、コールしてきました。「安倍はやめろ!」
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