藤七温泉へ
岩手県八幡平の藤七温泉へ行ってきた。盛岡駅からバスで一時間半。八幡平頂上近い標高1400メートル、藤七沢の斜面にある。6つの露天風呂は手造り感あふれるワイルドなもので、八幡平や周辺の山が一望できる。
藤七温泉は昭和3年に温泉のある山小屋として開業したそうだ。戦後、松川温泉へ通じる道が開通して、温泉宿として人気が出た。ずっと内湯だけだったが、10年前から宿の者だけで源泉の上に露天風呂をこしらえた。いまも新しい露天が工事中。
泉質は単純硫黄泉で、泥味がかった乳白色。源泉の上に板を貼っているので、隙間から湯と蒸気がぶくぶく湧いてくる。湯床には温泉成分が沈殿した泥がたまっていて、女性は(女性専用ひとつ以外は混浴)それをすくって顔パックしている。4つの風呂は熱いのもぬるいのもあって、そのときの気分で選べる。
滞在した4日間は幸い梅雨の晴れ間。まわりの新緑と雪渓を眺め、朝日を浴びながら、あるいは満天の星をながめ、長いことつかっているのは無上の時間。
脱衣場の入口には、いかにも東北の温泉場、こんな置物があった。つげ義春のひとコマみたい。
内湯は半透明のきれいな乳白色。どろっとした露天のあと、さらっとした内湯につかるのも気持ちいい。
食事は山菜尽くしに岩魚(鮎)の塩焼きと八幡平サーモンの刺身、秋田こまちのご飯を堪能。
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