アルチンボルドふう我が肖像(笑)
「アルチンボルド展」(~9月24日、国立西洋美術館)の会場で、額縁の黒い画面の前に立つとアルチンボルドふう寄せ絵の肖像を描いてくれる。画面の裏にカメラがあり、髪型や顔のかたち、メガネの有無などを解析して輪郭に合ったモノを配置するんだろう。カップルが笑いながら互いの肖像をスマホで撮りっこしてる。これは楽しい。美術館もずいぶん変わったもんだ。
奇想の寄せ絵画家くらいの知識しかなかったが、ルネサンスの科学精神、博物学と帝国主義、批判的知性と風刺といった時代の問題を孕んだ絵画で、それがよく分かるようダ・ヴィンチの素描など同時代の絵画も集められている。実に面白かった。
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