作並温泉から立石寺へ
from Sakunami Spa to Risshakuji-temple
宮城の作並温泉に4日ほど滞在した。三つの台風が続けて東北から北海道へ抜ける合間、二つ目の台風の後を追って新幹線に乗り、温泉に着くと三つ目の台風が追いかけてくる。
作並温泉は仙台から天童へ抜ける作並街道沿い、広瀬川の渓谷にある古い温泉。泊まった宿は源泉を三つ持っている。湯は無色透明で無臭。「ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉」だそうだ。
露天風呂は三つ。広瀬川渓流沿いの風呂と、崖上にカモシカや猿が来るという崖下の湯、源泉の一つを使ったぬるめの湯。
三つ目の台風は深夜。いっとき激しい雨と風に見舞われたけど大きな被害はなかった。翌日も雨模様。前日は細い流れだった崖上からの水が滝のように流れている。崖下の湯に寝そべると、頭上は濃い緑。暗い空から落ちてくる雨が顔を打つのが気持ちいい。
ぬるめの湯は、台風の雨で源泉の湯温が下がったそうで入浴できなくなっていた。
翌日は天気がもちそうだったので、山形の立石寺へ。JR仙石線の作並駅から山寺駅まで20分ほど。作並駅では名物のこけしが観光客を迎える。
山寺駅を降りると、ホームから立石寺が見える。
根本中堂を見て山門をくぐり、1000段の石段を登りはじめる。右膝に不安があるので、ゆっくりと。
300段ほど登って、せみ塚の近く。せみは鳴いているけど、夏休みとあって人は多く、「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」とはいかない。
仁王門が見えて来た。ここで600段くらいだったか。
崖上に建つ納経堂が見えてきたと思ったら、にわかに空が暗くなり、雨が落ちてくる。
展望のきく五大堂で雨宿り。雨はすぐに上がった。この後、奥の院まで上り、華蔵院で御朱印をいただいて下山。
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