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May 20, 2016

谷崎・チック・小曽根

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東大弥生門前の弥生美術館で「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展を(~6月26日)。いま同タイトルの本を読んでいるので興味を持った。小説のなかでの谷崎の描写、モデルとなった妻をはじめとする女性たちの写真、名だたる画家が描く挿画などから、昭和初期の古着を集めて再現している。谷崎とおぼしき主人公が女装して浅草を歩く「秘密」の装いもある。これらについては、いずれ「ブック・ナビ」の書評で触れるつもり。

同じ建物のなかに竹久夢二美術館もある。いわゆる夢二調のなよっとした美女のモデルであるお葉さんは当時有名な美術モデルで、伊藤晴雨の絵にも登場しているんだって。

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夜はヨガ仲間に誘われてサントリーホールで「チック・コリア&小曽根真」コンサート。

ピアノ・デュオでチックの曲を中心に、小曽根、ガーシュイン、バルトークの曲を交えて。チックも小曽根も聞くのは久しぶりで、ジャズとはひと味違う2人の世界を楽しんだ。

全体のコンセプトは小曽根がつくり、チックがそれぞれの曲想を設定している感じ。2人をあまり聞きこんでないからかもしれないが、意外なほど音色とフレーズに差がなく、目をつぶっているとどちらが弾いているのかわからなくなるのが面白い。でもチックはときどきはっとするようなメロディアスなフレーズを弾く。

10年ほど前、味の素スタジアムのジャズ・フェスでダイアナ・クラールがドタキャンし、ピンチヒッターでチャカ・カーンが歌い、プロデューサー役のチックがエディ・ゴメス、ジェフ・ワッツの豪華トリオでバックを務めたことがあった。そのときのチックは歌伴だからスタンダードばかりで、へえ、チック・コリアってこんなにいいんだ、と思ったことがある。そのときの音をちょっと思い出した。


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