リハーサル室で
in rehearsal now, Kikuei Ikeda & Goro Ohmi
ヴァイオリニスト・池田菊衛と作曲家でピアニスト・淡海悟郎のリハーサルに立ち会う。
2人は小生の中学・高校の同級生。2人は高校時代、「いつか(ベートーヴェンの)クロイツェル・ソナタを一緒にやろう」と語り合った。その約束を50年たって叶えるために、仲間が集まってコンサートを企画している。
池田君は長いこと、室内楽の東京クヮルテットのメンバーとしてニューヨークを拠点に世界中で演奏してきた。一昨年、クヮルテットが44年の活動に終止符を打った後は、自由に演奏活動しながら日米で学生を指導している。淡海君は交響曲、歌曲、映画音楽、童謡、ロックといろんなジャンルの曲をつくっているが、ここ数年、母上の介護に専念せざるをえなかった。そんな2人がようやく高校時代の夢を叶えるチャンスがやってきた。
コンサートは来年5月。曲はクロイツェル・ソナタのほか、シューベルトの「アルペジョーネとピアノのためのソナタ」、淡海悟郎作曲の「三つの死の情景~ヴィオラとピアノのために」。来年5月といっても、池田君はニューヨーク在住だから音合わせする機会はそんなに多くない。もっとも高校時代から互いをよく知っている2人、最初から息が合っていて、リハーサルとはいえたっぷり楽しませてもらいました。
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