大正大学で写真展と観音堂
西巣鴨の大正大学へ行ったのは初めて。大西みつぐ、ジェレミー・ステラの「二人展─東京 交差するふたりの視点」展を見に(~12月25日)。下町の暮らしがつくりだす都市の染みのような風景を捉えた大西の写真と、現代建築家の設計で建てられた都市の異物のような建築を追うステラの写真と。
構内に鴨台(おうだい)観音堂というのがあった。3年前に建てられた八角のお堂。入口には平安時代の制吨迦(せいたか)童子像が、頂上には真新しい一木彫りの観音菩薩像が安置されている。らせん階段を上り、別のらせん階段を下ってくる一本道の構造が面白い。
大正大学は天台宗、真言宗豊山派、同智山派、浄土宗の三宗四派によってつくられた仏教系の大学。学生には僧侶がたくさんいて、毎月、お堂の前で読経や声明を唱える縁日がある。
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