糠平温泉の露天
北海道の糠平(ぬかびら)温泉郷へ。とかち帯広空港からバスで2時間弱。大雪山の東麓にある温泉だ。宿へ着き部屋から外をながめると、窓の下、渓流のそばに露天風呂が見える。
木の階段を40段ほど下ると、雪景色のなかに風呂がある。
ちょうど誰も入っていなかった。お湯は無色透明で無臭。湯加減は長く入ってものぼせない程度。手足をのばしてゆったり浸かる。見上げると、わずかな風にクロマツの枝から雪が粉のように落ちてくる。
お湯はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。飲用できないけど、なめるとかすかに塩味がする。ここは全国でもいち早く源泉かけ流しを宣言した。
宿には同じ源泉だけど内湯がふたつ、別の露天がふたつある。深夜、別の露天に入っていると雪が降ってきた。お湯に浮いていると顔に雪がかかって冷たいのが気持ちいい。
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