常磐線(原ノ町~相馬)に乗る
南相馬の原ノ町駅構内には特急列車の車両が3年以上停まっている。2011年3月11日午後3時9分発、上野行きスーパーひたち。地震と原発事故で常磐線は北の宮城県境と南の原発周辺が不通になり、ここから動かすことができなくなった。特急の白い車体は薄汚れて黒ずんでいる。
今は原ノ町駅から3つ先の相馬駅までの区間だけが運転されている。
8時50分、原ノ町発相馬行きは2両編成。
運転席の背後にはこんな表示が。
通勤通学の時間が終わって、車内はすいている。
原ノ町~鹿島間。動いている区間は海岸から離れていることもあり、津波の被害を受けなかった。
原ノ町~鹿島間のトンネル。
トンネルを抜けて鹿島駅。
相馬駅前には亘理行きの連絡バスが待っている。
不通になっている原ノ町~小高間の踏切。レールは錆びているが線路脇の草は刈られ、いつでも列車が通れるよう準備されている。
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