浦和ご近所探索 台湾式茶芸
北浦和駅前の中国茶カフェ「翡翠館」で翠玉茶を楽しむ。
台湾の茶農園で修業したオーナーがお茶を入れながら説明してくれた。翠玉茶は1980年代に新しく生まれた烏龍茶。それ以前、台湾では少数の企業が生産者から茶葉を安く買いたたいて独占的に製造していた。でも李登輝時代に土地改革が行われ、茶葉の生産者が製品までつくれる体制ができた。品評会も盛んになって、いくつもの新しい品種のお茶が開発されることになった。翠玉茶もそのひとつだという。
映画で言えばホウ・シャオシェンやエドワード・ヤンの台湾ニューウェーブみたいな、新時代を象徴するお茶なんだ。そう思って飲むと、豊かな香りが快い。
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