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June 17, 2014

アントワーヌ・ダガタ展

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Antoine d'Agata photo ewhibition

4月に出たアントワーヌ・ダガタ『抗体』(赤々社)は中身も重量もずっしり重い写真集だった。その刊行に合わせて写真展が開かれている(渋谷・アツコバルー、~6月30日)。

スラム、ドラッグ漬けの娼婦、リストカットされた手、独房、死体、リビア内戦、破壊された街、性交、兵士……。ダカタが、自分もその一部としてある暴力と闇の現場。ダガタはマグナムに属する写真家だけど、写真から受け取るのは社会的関心というより、ナン・ゴールディンやボリス・ミハイロフみたいな私的な視線だ。

人間がもつ危うい暴力と官能の衝動を手渡されたような気がした。

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