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November 18, 2013

神戸・新長田へ

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a trip to Kobe

昔いた雑誌の編集部から原稿の注文があり、大阪へ行く用事があったので神戸へ回って原稿の下調べ。

神戸へ行く途中、甲陽園で画家・須田剋太さんの墓参り。須田さんとは30年前、4年ほど一緒に仕事した。須田さんは当時70代で親子以上に歳の差があったけれど、いつも若々しいのに驚かされた。六甲山系に抱かれて、いかにも須田さんらしい形の墓石(中央)。

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JR鷹取駅近くで下調べが終わり、近くの新長田へ行ってみようと思った。新長田は阪神・淡路大震災の火災で焼け落ちた商店街の映像が記憶にこびりついている。

JR線路沿いを歩く。この日は神戸マラソンが開催され、関連していろんな催しがあるらしい。

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新長田駅近くの若松公園でマラソンを応援するイベントが開かれていた。地元の阿波踊りの連が景気よく踊る。

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新聞やテレビで復興のモデルとしてたびたび取り上げられた大正筋商店街。筋の両側に「アスタくにづか○号館」という中~高層ビルが6棟並び、1階がアーケードの商店街、上階が住宅になっている。

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新しい建物だから、どの店もきれい。このホルモン専門店は震災前の庶民的商店街の記憶を再現しようとしてるのか。

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ビルのなかにつくられた「ほろよい横丁」。日曜の午後だから人っ子ひとりいなかったけど、夜になると以前と変わらず賑わうんだろう。

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商店街の裏側にもお好み焼や喫茶店が入り、住民が集まる広場がある。ここは神戸有数のお好み焼地帯らしい。疲れたのでお好み焼を食べ、コーヒーを飲む。

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「売物件」のビラが貼られた喫茶店「FUJI」。ほかにも、今日は休業なのかもしれないがシャッターの閉まった店がところどころにある。ある店のシャッターには「空店舗 礼金15万円 手数料0円 賃料10万5000円」とあった。営業をつづけている店も、ここへ入居した際の借金が重荷になっているという記事を読んだことがある。

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大正筋と交わる商店街にはところどころ空き地がある。

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ゴム工業やケミカル・シューズなど中小の工場が多い長田区は、1970年代から人口が減りつづけてきた。震災前に約13万人だった人口は震災直後に10万人を切り、その後10万人台を回復したが微減傾向はつづいている。地元密着の商店街としては苦しいところだ。いまは全国どこへ行ってもスーパーマーケットにコンビだけど、こういう商店街がにぎわってほしい。

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元町でもうひとつの用事を終え、新愛園へ。30年来、元町へ来るとガード下の台湾料理・丸玉食堂かここに来る。どちらにするかはその日の気分だけど、今日は丸玉が休み。白葱とチャーシューをあえた労麺。


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Comments

 娘の夫が神戸出身なので、昨年孫の七五三で神戸に行きました。新長田アーケード街の中華料理店で夫の家族と食事しましたよ。
 神戸に行く機会もあるので、新愛園・丸玉食堂を今度探してみます。

Posted by: TO | November 21, 2013 11:34 AM

新長田アーケード街は大正筋とひとつながりですね。

丸玉は元町駅の山側を三宮方向に行ったガード下、新愛園は丸玉そばの道を山側に少し入ったところです。丸玉は昔のままですが、新愛園は建て替えてから高級中華になってきて。

Posted by: | November 21, 2013 07:18 PM

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