特定秘密保護法案に反対です。
objection to specified secrets protection bill in Japan
このブログはタイトルにあるように映画や本や音楽についての趣味のサイトです。ですから直に政治に関する話題に触れることは避けてきました。でも、いま国会で強行採決されようとしている特定秘密保護法案に対しては物を言わずにおれません。
もしこの法案が成立すれば、運用の仕方によってはこんな趣味のブログですら、「秘密」情報を収集しようとしたとして取締りの対象になる可能性があります。しかもなにが「秘密」なのかもわからず、それをチェックする立法府や第三者機関の関与もあいまいで、数十年後に公開して歴史の検証を受けることもせず、「秘密」は「秘密」のまま闇に葬られてしまうかもしれません。表現の自由の根幹にかかわる問題です。
僕は戦後生まれですが、戦前を知る人の証言を読んでいると、ひとつひとつは小さな法の成立やシステムの変更が積み重なって、ある日、気づいてみたら自由のない、戦争に向かって突き進む国になっていた、それがわかったときにはもうその空気に抵抗できなかった、という感想にたびたび出会います。その轍は踏みたくないものです。
そこで、1日のアクセスが200そこそこのささやかなこのブログでも何らかの意志を表わそうと、タイトルの下に「特定秘密保護法案に反対です」の文字を入れることにしました。なんらかの決着が着くまでつづけるつもりです。
Comments
私も反対です。
Posted by: urawa hagiwara | November 28, 2013 10:22 PM
自分にできるところで声を上げるのが大事ですよね。
Posted by: 雄 | November 29, 2013 02:48 PM