内藤五琅展へ
Naito Goro a Japanese style painting exhibition
ご近所の飲み仲間、日本画家・内藤五琅さんの個展へ行く(~6月4日、日本橋三越本店美術画廊)。
内藤さんが一貫して描いているのは鳥。日本全国を歩いて野鳥を観察し、メジロなど日ごろ見慣れたものからオオワシのような希少な種まで、鳥たちを風土のなかで捉えている。近所の別所沼で描いたツバメも展示されている(1カ月ほど前、散歩していて別所沼でばったり出会った)。
内藤さんの後ろに見えるのは「闇の神」と題され、北海道の知床で描いたシマフクロウ。大型で、北海道にしかいない種だ。闇のなかをじっと何時間も待って観察したそうだ。やってきたシマフクロウが羽ばたく瞬間。黒一色ではない闇と、その闇の森に君臨する生命の神々しさが素晴らしい。日本画の色と視覚には洋画とは別のリアルがあるように思う。
オオルリ(案内の葉書より)
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