グラフ・ジャーナリズムについて話す
lecturing on the photo journalizm
アメリカ文化の専門家、立教大学の生井英考先生とは小生が週刊誌の編集者をしていた30年近く前からの知り合い。当時、先生はまだ大学院生で、雑誌編集を手伝ってもらっていた。といっても、アメリカ事情についてはわれわれよりずっと深い知識を持っていて、逆にこちらが教わることが多かったものだ。
生井先生に呼ばれて立教大学に行ってきた。「ジャーナリズム論(報道と写真)」の授業で、2週にわたりゲスト・スピーカーとしてグラフ・ジャーナリズムについて学生諸君と話す。
今週は戦前の対外宣伝誌『FRONT』の復刻版10冊を手に取ってもらいながら、グラフ・ジャーナリズムの歴史、報道写真の確立、国家宣伝とプロパガンダ写真の技術などについて。デジタル世代の学生たちは、手仕事のフォト・モンタージュの出来栄えに驚いていた。
来週は友人の写真家、白谷達也さんが実際に雑誌のために撮影した写真を借りて、学生たちにページを組んでもらう。
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