コシヒカリで輪飾りをつくる
making a decoration of a New Year
わが家で一株だけ育てたコシヒカリのごくささやかな収穫は、ご飯にしたら一口にもならなかった。稲穂が数本だけ残っていたので正月の輪飾りを手づくりすることにした。
稲藁を取っておけばそれを使えたんだけど、処分してしまったのが残念。紅白の糸紐を買ってきて輪にし、稲穂と、南天の実は落ちてしまったので西洋もののアロニア・アルブティフォリアの実で代用し、半紙でつくった紙垂(しで)をつける。正月飾りは、正月に迎える年神の依り代と言われる。昔は、みんなこうした身近なもので手づくりしたんだろう。
今日は神棚の掃除もしたけれど、神棚にあるのは注連縄(稲)と紙垂(紙。紙が一般化してからの風習だろう)と榊(植物)と酒(稲)。神棚本体は木と紙だし、榊を入れる器は粗末な陶器で、金属は蝋燭立てだけ。毎年掃除するたびに、この国の神(わが家は浦和の地主神である調神社)はもともと稲作社会の質素な宗教なんだなあと思う。
Comments
すてきですね
Posted by: aya | December 30, 2012 09:11 PM
ありがとうございます。先日、合コン仲間と飲みましたが、楽しい会だったという話になりました。よいお年を。
Posted by: 雄 | December 30, 2012 10:43 PM