2日続けてジャズ・ライブ
ニューヨークで大変なお世話になったジャズ・シンガー、カンナ・ヒロコさんが里帰りしてライブをやったので万難を排してかけつける(11月1日、本郷・東京倶楽部)。
スタンダードを歌っても、3年前にニューヨークで聞いたのとはずいぶん変わった。うまく年輪を重ねているのを感ずる。新しい歌も数曲。なかでもジョン・コルトレーンのブルース「センターピース」がよかった。
バックは、彼女の日本でのライブにいつもつきあう嶋津健一(p)と加藤真一(b)に、最近アメリカから帰国した斉藤純(ds)が加わったトリオ。嶋津・加藤は長いコンビだけど、斉藤とは初の顔合わせだ。ジャズメンは会ったその日に演奏することも多いから、互いの力を探り合ってばちばち火花が散る。嶋津のオリジナル「ビビッときた時」はじめ、トリオだけの演奏は伴奏のレベルを超えていた。
翌日はゴッド・ハンズ・カルテット(GHQ)へ(11月2日、六本木・アルフィー)。多田誠司(as)、鈴木央紹(ts)、井上陽介(b)、江藤良人(ds)。
アルトとテナー、2本のサックスでぶりぶり。多田誠司を聞くのは初めてだけど、艶のある音。井上陽介のベースがスイングしていた。
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