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March 16, 2011

計画停電の町

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scheduled blackouts

浦和も初めての計画停電で、午後3時40分ごろ、電気が消えた。日暮れどきの町に出る。

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交差点は警官が手信号で。車も人もいつもより少ない。

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浦和駅近く、伊勢丹とイトーヨーカ堂の間の、普段ならいちばん人出のある場所。ほとんどの商店が店を閉めている。

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1軒だけ、居酒屋「力」が営業中。ここは浦和レッズのサポーターが集まるので有名な場所だ。

そういえば、「サイバーリバタリアン」池田信夫がツイッターでこんなことをつぶやいていた。「昨晩、あえて友人と飲み歩いてみたが東京の街が完全に死んでる。このままだと娯楽&飲食系から倒産が始まって、その後、各関連業界に連鎖倒産が起こる。『東京の人間は電気が止まっている位で被災者ぶるな。無駄な電気は節約しても、経済はガンガン動かせ』と言いたい。さもなくば次は国全体が沈む」 。

小生、リバタリアンではまったくないけれど、そうだそうだ、頑張ってる「力」に貢献しよう、と一杯飲むことにする。

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店内は満員。ろうそくと懐中電灯の灯りが懐かしい。向かいの会社帰りの兄ちゃんが、「こんなの初めて。なんだか楽しいですね」と、声をかけてくる。こちとら年の功、昭和20年代の停電の経験など話すと、「へぇーっ」と感心してくれて盛り上がる。暗い店内、みんな仲良くなっている。

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これは、わが家の停電対策。音楽なしにいられないのでCDプレイヤーを電池式スピーカーにつなぐ。読書は電池式LEDスタンド。暖房はアラジンのブルーフレーム。この石油ストーブは30年以上も働いている優れものだ。

なお池田信夫blogでは福島原発事故について、「イギリス政府が科学顧問のHilary Walkerなどに依頼して日本大使館に送ってきた、15日現在の影響評価」を紹介している。これをどう考えるかは別にして、参考になる。全訳はこちら。今日も事態は少しずつ悪化しているように思える。危機感をもって、でも冷静に見守りたい。

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