庭園美術館のカフェ
日暮れ時、目黒の東京都庭園美術館カフェでお茶を飲んでいたら、いきなり窓の外がライトアップされた。今年は紅葉があまりきれいじゃなかったけど、小さなもみじの赤が印象的。写真では色がうまく出てないけど。
庭園美術館の展示は「パリに咲いた古伊万里の華」。景徳鎮を模してヨーロッパに輸出された古伊万里のコレクション。もともとヨーロッパの宮殿に置かれたオリエンタル趣味の輸出品だから大型だし、日本家屋のなかで茶道具などに使われたものとはかなり美意識が違う。
それでも柿右衛門はいかにも柿右衛門だなあ。空間恐怖症的に空白を埋めていく景徳鎮に対して、空白の「間」を美と感ずる柿右衛門はヨーロッパ人にどう感じられたんだろう。
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