ゴーヤ異変?
ゴーヤの実が、やっとひとつだけ大きくなった。花は咲くのに、実がならない。去年は食べきれないほど収穫があったのに。
そういえば今年の春、毎年数十はできる梅の実がひとつもつかなかった。世界的にミツバチの大量失踪が問題になっているけれど、それだけでなく昆虫が全体に少なくなっているんだろう。
僕の住む旧浦和市は、かつては京浜東北線沿いの市街地から20分も歩けば周囲に田園が広がっていたが、武蔵野線、埼京線ができて都市化し、人口が急増した。古い市街地でも、かつては庭をもつ一軒家が多かったけど、この20年、それがマンションになり、緑はどんどん少なくなっている。
実感としては、今年とくに昆虫が少なくなったという印象はない。でも5年、10年単位で考えると、蝶も蛾もハチも明らかに減っている。来年は人工授粉でもしないといけないか。
美しい花をつけ、そこに引きよせられる昆虫などを介して受粉する仕組みは、植物が何千万年、あるいは何億年もかけてつくってきた生存戦略だ。わが家の例だけで即断はできないけど、ともかく世界的におかしなことが起きている現実は、背後に途方もない変化があるかもしれないことを予想させる。
Comments
私のところのゴーヤも花はつけるけれど、まだ実は成らない。
確実に「異変」は起きているね。
庭をずっと見続けてきてそう思う。
ミツバチの姿は今年は見ない。
『ハチはなぜ大量死したのか』などを詠んだけれど、まだ何がどうなっているのか分からない。
Posted by: TAKAMI Toshio | August 20, 2009 02:28 AM
確かにミツバチの姿は見ない。ほかのハチはけっこういるんだけどね。
ウリ科植物は黄色い花で、雄花と雌花に分かれてる。それを虫が訪れることで受粉する仕組みらしいけど、やっぱり昆虫が少なくなってるんだろうなあ。隣のトマトはたくさん実をつけてるんだけどね。
Posted by: 雄 | August 22, 2009 04:23 PM
あ〜やはりダメでしたか
うちの実家の父は春先に庭の苺で日常的なミツバチ不足を感じたようで自ら綿棒で受粉したことに始まり、ゴーヤも背丈ほどまでは綿棒でひとつひとつ受粉したとのことでした。おかげで今年も無事豊作となりました。
Posted by: yucca | August 27, 2009 05:19 PM
ああ、やはり色んなところで同じようなことが起こっているんですね。ミツバチはどこへ行ってしまったんでしょう。もっともその後、ゴーヤが6つほど実をつけました。
Posted by: 雄 | August 28, 2009 11:42 AM