« 『虹色のトロツキー』再読 | Main | 浦和ご近所探索 二七市場跡 »

August 13, 2009

菊地成孔DUBセクステット

Kikuchi2

先日、日比谷野音で聴いた山下洋輔トリオ復活祭での演奏が素晴らしかった菊地成孔のライブへ(代官山・unit)。

今日のユニットはDUBセクステット。サックスとトランペット2管のクインテットに加え、デジタル・イフェクトが入ったセクステット。だからライブ演奏なのにDJ効果音が加わって、クラブのライブにふさわしい。

いきなり類家心平のミュート・トランペットから入って、おや、マイルスじゃないか。全員が細身のダーク・スーツ姿で、どうも60年代マイルス・クインテット(ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムス)をイメージしてるらしい。この黄金期マイルス・クインテットをフリー・ジャズ化し、さらにクラブ・ジャズのフレーバーをふりかけたみたいな音。

菊地の音は相変わらず美しい。もっともフリーだから、さすがにこれでは踊れない。隣のカップルは、かなりうまく身体を動かしてたけど。

興奮した。だけど、ジジイには立ちっぱなしの4時間はしんどかった。

菊地成孔(ts)、坪口昌恭(p)、類家心平(tp)、鈴木正人(b)、本田珠也(ds)、パードン木村(de)


|

« 『虹色のトロツキー』再読 | Main | 浦和ご近所探索 二七市場跡 »

Comments

興奮して、よかったですね。
四時間立ってたの? 足、痛くなりませんでしたか。血圧、血糖値、心拍数全て問題なさそうで何より。ご自分のことを「ジジイ」なんて云わないでくださいね。
「潜水服と蝶」CATVで見て、すっかりジュリアン・シュナーベルのファンに
カッコいい人ですね
彼の女の趣味、とても興味深い。

Posted by: aya | August 14, 2009 04:43 PM

いや、翌日は足腰が痛くて大変でした。しかも翌日は仕事があり、1日中机に座ってました。夜、終わってほっとし、ソファーでジャズを聴きながら1時間ほどうとうとし、起き上がろうとしたら腰の周りが固まってる! これはやばい、と次の日、整体を受けに行きました。歳ですね。

『潜水服と蝶』はNYで見て、感覚的な映像の輝きにまいりました。ayaさんがカッコいいと感ずるのも、そうだろうな。女の趣味に関しては、よく分かりませんけど。

Posted by: | August 15, 2009 06:36 PM

NYで観たんですね。
ということは、脚本のニュアンスは
イマイチってことでしょうか。
私、CATVで観て、数日後また観た
二回目は、味わい、浸り、ズブズブ・・・。
本も読んだ、DVDにはドキュメント作品も
ついてるとしたら、購入したい。こちらの
監督も名監督らしいですね。

女の趣味というか、女優の選択眼がさ、
お勉強になったなぁという(勉強して
どうする)。

Posted by: aya | August 16, 2009 11:30 AM

はい、セリフのニュアンスはほとんど分からず、大筋がつかめただけでした。だから映像に目が行ったのかもしれません。あとトム・ウェイツやU2の音楽に。

シュナーベルにかなり惚れた感じですね。僕も最近はそんなふうに惚れる監督が少なくて、うらやましい。

Posted by: | August 17, 2009 12:15 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 菊地成孔DUBセクステット:

« 『虹色のトロツキー』再読 | Main | 浦和ご近所探索 二七市場跡 »