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March 29, 2009

東中野の夜

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総武線・東中野の東中野ギンザにある中華料理店・十番は、「町の正しいラーメン屋」。昔はどの町にも安くておいしいラーメン屋があったけど、最近はやけに凝ったラーメンやチェーン店に押されて少なくなってしまった。ここは今では数少ないそういう店の、僕の評価ではベスト1。

地元商店街にある大衆的な店で、店内にはカウンターとテーブルが4卓。メニューは麺類のほかにご飯類の焼飯、天津丼、一品でレバニラ炒めやマーボ豆腐に餃子などがある程度だ。ラーメンは東京風で、太めの麺にあっさりした醤油味。

もっともこの店にくる人たちは、たいてい「ラーメン餃子」ではなく「タンメン餃子」を注文する。ここのタンメンは、あっさりした透明スープといい、たっぷり野菜の具といい、塩味スープにぴったりの太めの麺といい、絶妙の取り合わせなんだなあ。

僕が過去に食べた最高のタンメンは、高校時代に授業を抜け出して食べにいった西日暮里駅近くのラーメン屋のものだけど、十番のタンメンは記憶の中で美化されているに違いないそれにも勝る。

野菜の多い餡の餃子がまた美味。ジャージャー麺も人気メニューだけど、たまに来るとどうしても「タンメン餃子」になってしまう。

店の人たちは気さくだし、値段もお手頃。残念なのは、東中野に来るのは映画館のポレポレ坐か、友人たち行きつけの酒場にたまに顔を出す程度なので、年に数回しか食べられないことだ。こういうラーメン屋がご近所にほしい。

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今日は友人の作曲家・淡海悟郎のミニ・酒場コンサートがあるので、ホーム沿いに坂道を降りて新宿寄りの駅前へ。酒場マ・ヤンは、まるで日活の映画にでも出てきそうなレトロな雰囲気の飲み屋街の一角にある。

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プログラムはシューマンの歌曲とミニオペラ「マジソン群の端(はじ)」。「マジソン群」は作曲した淡海悟郎がピアノを弾き、作詞した水野賢司(バリトン)とソプラノの室井綾子が歌う。笑いの絶えない小オペラ。

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コンサートを終えて、もう一軒。

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