済州島あちこち・4
南海岸の中心地、西帰浦(ソギポ)風景。手前の民家は、貧窮のなかで死んだ現代画家、イ・ジュンソプ(1916~1956)が1坪の部屋を間借りしていた家(保存されている)。イは戦前、東京に留学(当時は朝鮮も「日本」だけど)し、日本人と結婚。敗戦の年に帰国して、働きながら前衛的な絵を描いた。70年代から再評価が進み、この民家の上に美術館が建てられている。
島で最古の木造建築、観徳亭の朝。済州市の中心部にあり、李朝時代に兵士の訓練場として建てられたもの。
観徳亭の近く、西門市場の唐辛子屋。ここで海水から採った塩(にがりが効いている)と韓国海苔を買った。
済州島はシャーマニズムの島だけあって、占いが盛ん。卍のマークと赤旗が占い師の印で、町のあちこちにある。女性たちは、なにか悩みごとがあるとちょっと占ってもらうのだそうだ。
うにとワカメのスープ。あっさり味。辛い食事に飽きたときにはこれがいい。うにが口のなかでとろける。
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