比叡山へ
京都へ出張し、半日あいたので25年ぶりに比叡山延暦寺を訪れる。梅雨は明けたけど、時々驟雨に見舞われる不安定な空模様。杉の大木の向こうに根本中堂が見えた。
西塔まで行くと、人はぐっと少なくなる。親鸞が修行した聖光院跡の石組み。近江側の登山口である坂本は穴太衆(あのうしゅう)の根拠地。彼らは石組みの専門家集団として、古代の砦から江戸時代の城づくりまで各地で活動してきた。坂本の日吉神社から叡山にかけての石組みは、当然のことながらほれぼれする出来映え。
いちばん奥の横川まで行くと人影もまばらになる。元三大師堂からの帰り道、雨上がりの空が明るくなってきた。
京都の町並みを見下ろす。鴨川の流れ、京都御所、上賀茂・下賀茂神社は緑が濃く、位置関係がよくわかる。
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