「文化住宅」
散歩道には、大正から昭和初期のいわゆる「文化住宅」が2軒だけ残っている。和風住宅の玄関脇に1部屋だけ洋間(応接間)を配したつくり。洋風の瓦ととんがり屋根、両開きの窓が当時のモダン感覚を象徴している。
このあたりは戦前からの住宅地で、昔はそこらじゅうにあったものだが、ここ10年、建て替えられたりマンションになったりで、ほとんどなくなってしまった。もっとも、子供のころ近所の「文化住宅」に何度かおじゃました記憶では、たいてい物置きのようになっていて、有効に使われているようには思えなかった。
写真のお宅は外回りもよく手入れされており、なかの部屋もきちんとしているのではないかと想像させる。
遊歩道の脇に盛大に伸びていた雑草(という名の草はないと、ある人が言っていた。でも誰かが植えたものとは見えない)の花。なんという草なのだろう?
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