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December 12, 2005

クルドのハルクを聴く

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クルド映画「亀も空を飛ぶ」を見て、冒頭とラストシーンに流れる哀切な歌が心に残った。過去に何本か見たクルド映画でも、民族楽器を使った音楽が流れていた。

アイヌールはトルコのクルド人歌手。「クルドの娘」(輸入元・Sambinha)はクルドのハルク(民謡ベースの音楽)を歌ったアルバムだ。

古典的な民謡に、曲によっては現代的なアレンジをほどこしているのだと思う。サズ(ギターのような弦楽器)、ネイ(葦笛)、ズルナ(オーボエの原型の笛)、ダウル(大太鼓)などイスラム圏の楽器に加え、シンセサイザーや打ち込みも使われている。

アイヌールの歌は透明感のある、優しさよりは強さを感じさせる声。こちらが彼女の歌にクルドの歴史を重ねてしまうからだろうか、「クルドの娘」「私はあなたが恋しい」「お墓へ」「母」など、悲しみや喜びが詰まった歌の数々。「亀も空を飛ぶ」を思い出させる絶唱も、陽気なリズムをもった歌もある。アラブ・ポップスなどと共通するメロディやリズムも聞こえる。エンヤみたいな気配の曲もある。

ふだん聴くにはちょっと重いけど、たまに聴きたくなりそうな歌。

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