本牧でCKBを聴く
「クレイジー・ケン・バンド・ショー ソウル・パンチ2005」に行ってきました(9月3日、横浜・本牧市民公園)。
会場でリストバンドと一緒に渡された「お楽しみ上の御注意」には、こんなことが書いてありましたね。「喧嘩は禁止。どうしても喧嘩をする場合には表に出て」「他のお客さんにガンを飛ばしてはいけません」「会場内での性行為は禁止」「CKBのSEXYなステージングに興奮しても全裸は禁止」だって。CKBは横浜市の「G30(ゴミ・ゼロ)」のテーマソングも歌ってるから、もちろん「G30にご協力を」、とも。
開場は午後3時。暑いから、どうしてもビールが必要になる。前座が始まったのが5時。たっぷり待たせて横山剣がナナハンに乗って登場したのが、6時すぎ。そこから2時間半、CKBサウンドの嵐また嵐。
なにせ会場が本牧だから、本牧の歌が目立つ。
♪本牧沖の上空 点滅する赤いランプ 棕櫚の葉影 横切るNight Flight あっちこっちに散らばった 夜光虫の夢の跡 爛れてる(「Midnight Cruiser」)
♪日曜日の夜は空っぽの街角 愛の行方はうつろ ふたりの間を繋ぎ止めるものは 悲しいけれど愛じゃない(本牧でつくった「空っぽの街角」)
横山剣が歌ってる最中に、暗くなった上空を、羽田を飛び立った航空機がほんとに赤いランプを点滅させながら行きすぎる。昔、米軍の住宅があったころの本牧はアメリカの空気が充満してた町だったらしいけど、今ではその面影もなく、夜は人気もなくて「空っぽの街角」。
現場で聴くと、「ヨコハマ・ヨコスカ・サウンド」CKBの歌のリアルが実感されます。横山剣ばかりじゃなく、ほかのメンバーもギターの小野瀬雅生、ベースの洞口信也、サックスの中西圭一と実力派ぞろいで素晴らしいグルーブ感。紅一点、菅原愛子ちゃんもリズム感のあるいい声です。
むろん喧嘩も性交も全裸もなしで、おやじに立ちっぱなしはきつかったけど、たっぷり楽しませたくれた3時間半。G30も、みんなマナーを守ってたみたい。「満漢全席」のライブでした。
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