箱根の石仏群
箱根には色んな場所に石仏群がある。中世、山岳仏教が盛んだったころのものらしい。箱根は何度も行っているけど、はじめて2カ所ほど訪れた。
元箱根から小涌谷へ抜ける国道沿いにある石仏群は、阿弥陀如来を中心に二十数体。国道で2つに分断されているけど見事なものだ。かつて地獄池と呼ばれた池のほとりにある。阿弥陀如来は浄土思想の仏だから、傍らの地獄と対照的に岩山は浄土を表しているのだろうか。
姥子は大涌谷の近くで、火山活動のためだろう大岩がごろごろしている。姥子の石仏はそんな巨岩の下にある。近くには梵字を刻んだ岩もあるから、鬱蒼とした森のなかの大岩が霊性を感じさせるのだろう。ここから大涌谷まで、ミズナラの林をぬって30分のトレッキングが気持ちよい。
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