ハパ(HAPA)のライブにまったり
先日のブログ(22日)で、行きたいなと書いたハパ(HAPA)のライブ、なんとか都合つけて行ってきました(7月24日・三鷹市市民公会堂)。
メンバーが変わった(って、なんせ2人組の相方です)ので心配したんですが、短いチャントに続いて「ハレアカラ(Haleakala)」を2人が歌い始めた瞬間に、うん、やっぱりハパの音だ、と安心。
新メンバー、ハワイイ人のネイザン・アウェアウ(ギター&ヴォーカル)はソロ歌手としてアルバムを出し、賞も受けてるだけに、高音の美しさ、低音の艶やかさ、そしてギターのうまさ、以前のケリイ・カネアリイと甲乙つけがたい感じです。高音はハワイアン・ミュージックのキーですが、それぞれに素晴らしく、僕の印象ではケリイの声は甘く、ネイザンの声は優しい。
新メンバーの最新アルバムからの曲と旧メンバーのヒット曲、トラディショナルとカバー曲、たっぷり聴かせてくれました。
ネイザンの曲「マヒナヒナ(Mahinahina)」は英語の歌詞でメッセージ色の強いハワイアン・バラード(?)。2人に加えて、チャールズ・カウプの野太いハワイイ語のチャントが印象的でした。ネイザンはスラック・ベースも披露しましたが、ロック・ミュージシャンとしてもかなりの腕で、これからのハパは、そんな色が強くなるのかも。
カバー曲はボブ・マーリイの「救いの歌(Redemption Song)」とU2の「プライド(Pride)」。それにアンコールで「ここに幸あり」。戦後の歌謡曲が見事にハワイアン・ミュージックに変身してた。
それにしても初めて見たバリー・フラナガンのスラック・ギターは、CDで聴いていた以上の凄さでした。「超絶技巧」などと評されてますが、変幻自在の音を紡ぎだしてきます。
フラのダンサー2人も一緒に来ていて、素晴らしい踊りを披露してくれました。年上のほうのダンサー、マリア・アン・カワイラナマリー・ピーターセンの、腕と手と腰がいっときも休むことなくハワイイの海のように優しく波打つのに呆然と見とれてた。
日曜の夜、ゆったりと流れる「ハワイの時間」にとっぷり浸った幸せな2時間でした。
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