冬の秩父宮ラグビー場
冬の晴れた日、秩父宮ラグビー場は東京でいちばん気持ちよいと思える場所のひとつだ。今日はバックスタンド側だったが、正面スタンド側からバックスタンド越しに見る絵画館前の銀杏並木とビルのエッジは、東京という都会の美を堪能させてくれる。今年の秩父宮は芝の状態が悪く、緑が鮮やかでないのが残念。
日本選手権の2回戦。挑戦者がよく戦って、NEC-サニックスは後半、サニックスが追い上げた。トヨタ自動車-早稲田大学は、後半30分まで早稲田がリード。静まりかえったグラウンドで、1年生FB五郎丸のロングキックが美しい放物線を描いてポールを越えてゆく。SO安藤のドロップゴールが決まってスタンドが湧く。2人のキック力と15人の鋭いタックル。後ろの席に来週、このゲームの勝者と戦う東芝府中の選手たちがいて、「ひょっとすると、ひょっとするぞ」と、ざわめいていた。最後には力の差が出たが、興奮した試合。
Comments
雄様、こんばんは。
秩父宮や神宮にお昼の試合を観に行くのは
どうしてあんなにいい気分になるのでしょうか?
どちらを応援していても楽しい気分になります。
Posted by: りか | February 12, 2005 11:09 PM
>りか様
ラグビーは何といっても国立競技場でなく秩父宮ですね。国立のバックスタンドから見る新宿西口高層群のスカイラインもいいですが、グラウンドの近さが全然ちがいます。プレイヤーの叫びや息の激しさまで伝わってきますから。
この日、私は「どちらを応援」でもなく早稲田でしたから、楽しく、しかも満ち足りた気分でした。
Posted by: 雄 | February 13, 2005 12:14 PM
雄様、こんばんは。
国立より秩父宮、わかります。
私はラグビーの試合を観に行くと
いつも自分の応援している方が
負けてしまうので、何だか心苦しくて、
本当に観たい時は一人で行っていました。
秩父宮で観た後に、一人でボサーッと
帰る人々を眺めているのが好きでした。
Posted by: りか | February 13, 2005 11:59 PM